人の肉体を殺したら罰せられるのに、

人の心を殺しても

罰せられないのですか?


― 矢口敦子著 『償い』幻冬舎文庫より ―


重要なことは、加害者が(世間が)犯罪行為だと認識していないことだと思います。



(1)虐待
(2)いじめ
(3)家庭内暴力
(4)パワーハラスメント
(5)モラルハラスメント
(6)セクシャルハラスメント
(7)ドメスティックバイオレンス(DV・デートDV)


※下記は、フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より拝借しました。


(1)【虐待】
・自分の保護下にある者(ヒト、動物等)に対し、長期間にわたって暴力をふるったり、世話をしない、いやがらせや無視をするなどの行為。
・一言に虐待といっても、対象や種類は様々である。


(2)【いじめ】
・立場の弱い個人に対して、精神的にあるいは肉体的に苦痛を与える行為である嫌がらせが一時的もしくは継続的に行われている状況である。
・たとえ、苛めているつもりがなくても、抵抗する手段をもたない相手が、自分の行為によって苦痛を感じれば、それは広義のいじめとなる。
・最近は物を隠す(いたずらする)、交換日記で悪口を書くなどといった「心に対するいじめ」も注目されている。
・また、ネット上のユーザによるネットいじめも存在する。

(3)【家庭内暴力】
・文字通りの家族に対して振るわれる暴力であるが、単に暴行のみに限らず、支配、恫喝、ストーキング行為などの加害を含む概念である。 しばしば性的な暴力、レイプを含む。
・配偶者(夫や妻・恋人)による暴力についてはDV(ドメスティックバイオレンス)と呼ぶ場合が多い。
・また、親から子に対するものは特に児童虐待と呼ぶ。 家族内という閉じた人間関係の中で行われるため極めて外部からは見えにくく、まして犯罪として発覚はしにくいことが多い。
・或いは高齢の家族に対して。子どもから両親、、長子から下の子、祖父母に対してという場合も少なくない。


(4)【パワーハラスメント】
・日本語で権力や地位を利用した嫌がらせという意味で用いられる言葉である。
・会社などで職権などの権力差(パワー)を背景にし、本来の業務の範疇を超えて継続的に、人格と尊厳を傷つける言動を行い、就労者の働く環境を悪化させる、あるいは雇用不安を与える行為である。

(5)【モラルハラスメント】
・フランスの精神科医、マリー・フランス・イルゴイエンヌが提唱した造語。
・外傷等が残るため顕在化しやすい肉体的な暴力と違い、言葉や態度等によって行われる精神的な暴力は、見えづらいため長い間潜在的なものとして存在していたが、イルゴイエンヌの提唱により知られるようになる。


(6)【セクシャルハラスメント】
・日本語で「性的嫌がらせ」という意味で用いられる言葉である。セクシュアルハラスメントともいう。日本では、略してセクハラと言われることもある。

(7)【ドメスティック・バイオレンス】(DV・デートDV)
・同居の有無を問わず、夫婦・元夫婦や恋人など近親者間に起こる暴力全般のこと。
・その意味ではドメスティック・バイオレンスとはカップル間において一方が他方を暴力によって支配している状態を指す。
・また、恋愛関係にある者の間に発生する暴力を特にデートDVと呼ぶ。