イギリス製の紅茶 | First Chance to See...

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エコ生活、まずは最初の一歩から。

 紅茶に関しては、地産地消の精神を無視してイギリス製の紅茶を愛飲している。

 以前は、成城石井等で買えたこともあって、贅沢にもフォートナム・アンド・メイソンのロイヤル・ブレンドを常備していた。が、いつしか一部の専門店でしか取り扱わなくなり、おまけにポンド安の割にはちっとも値段が下がらないことにも腹を立て、もう少しリーズナブルな値段で美味しいイギリス紅茶はないものかとあれこれ試した後、「ブローディーズ」というブランドの、ロイヤル・スコティッシュというブレンドの紅茶にたどり着く。輸入食品チェーンのKALDIで売られていて、フォートナム・アンド・メイソンに比べればはるかに安く、何より私の舌にはほとんど何の遜色もない。

 という訳で、ここ数年は、ロンドンに旅行してフォートナム・アンド・メイソンやマークス・アンド・スペンサーでスーツケース一杯分の紅茶をドカ買いした後の数ヶ月を除き、もっぱらブローディーズの紅茶を飲んでいる。ロイヤル・スコティッシュ、という名称でお分かりの通り、正確にはイギリス製ではなくスコットランド製の紅茶で、タータンチェック柄の缶もかわいい。


First Chance to See...-紅茶缶

 写真では読みづらいかもしれないが、缶のフタには"Drink a cup of tea and forget the cares of the world"と書かれている。T'ien Yiheng(田艺蘅、でいいのかな?)という人の言葉らしいが、これもまたいい感じ。

 ところで、先日たまたま知ったのだが、イギリスの水道水は硬水、日本の水道水は軟水、だからイギリス製の紅茶を日本で淹れても、イギリスで飲んだ時と同じ味がしない、とよく言われるけれど、実はスコットランドは日本と同じ軟水なのだとか。ってことはつまり、スコットランドで飲むのに適した紅茶は、当然、日本で飲むのにも適している、ということになる。

 ふふふふふ。イギリス製の紅茶をあれこれ飲み比べた結果、最終的にスコットランド産のブローディーズに落ち着いた私の舌は正しかったってことじゃん!

 が、しかし。何故か最近、KALDIでこのタータンチェック柄の缶を見かけなくなった。先日、かろうじてアールグレイの缶を見つけて買ったけど、私の本命はあくまでロイヤル・スコティッシュ。ネット検索してみたら、Amazon.co.jpで125g缶を取り扱っていたのでとりあえず買ったものの、できればKALDIに再登場してほしい。ネットで買ってもいいけどさ、運搬コストを考えるとますます地産地消の精神に反している気がして。