First Chance to See...

エコ生活、まずは最初の一歩から。

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 人生初のオペレッタ。選ぶなら、絶対ウィーン・フォルクスオーパーでしょ。残る問題は、どの演目にするかだけ。

 「こうもり」か「メリー・ウィドウ」かでさんざん迷い、結局「メリー・ウィドウ」を選んだのは、「私が敬愛する映画監督エルンスト・ルビッチが映画化しているから」。ルビッチの映画版「メリー・ウィドウ」は観たことないけど、ルビッチが映画化したいと思うくらい好きだったオペレッタならきっと私も好きになるはずだ——という思考の流れに納得できる人がどれだけいるかは知らないが、ともあれ私はいつもこういうふうに考えているし、今回もそれで正解だった。

メリー・ウィドウ

 陽気で優雅で、俗っぽいけど品がある。美しい音楽、愉快な会話、どれも無条件で楽しい。実は、ちょっと前にWOWOWでメトロポリタン歌劇場の「メリー・ウィドウ」が放送されたので予習として観ておいたのだが、スーザン・ストローマン+ルネ・フレミング+ケリー・オハラという(私でも名前を知っているような)ビッグネームが顔を揃えた新演出のほうが、確かに派手で勢いもあった。でも、今から約100年前のウィーン市民が親しんだであろうオペレッタの風雅を味わうならやっぱりこちらだよな、とも思う。

 にしても、久しぶりの東京文化会館の5階席の最前列は、高所恐怖症気味の私には結構キツい。座席に深く腰掛けて観ている分にはまだいいけど、カーテンコールで前傾姿勢になってスタンディングオベーションするのはムリ。すみません。でも、バレエはともかくオペラの類で1階席を買う財力と胆力はまだないのよねえ……。

追伸/先日観た1950年代のハリウッド映画産業の舞台裏を描いたコーエン兄弟の映画「ヘイル、シーザー!」で、レイフ・ファインズ扮するローレンス・ローレンツ監督の新作映画のオープニング曲としてメリー・ウィドウ・ワルツが使われていて「おおっ」と思ったけど、ローレンス・ローレンツ監督のモデルはジョージ・キューカーだっていうし、映画「メリー・ウィドウ」は1930年代の映画だしで、これはエルンスト・ルビッチへのオマージュではないみたい……っていうか、調べてみたらルビッチ監督って1947年に亡くなってるじゃん!
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 ケネス・ブラナー主演の「刑事ヴァランダー」 の第4シリーズが始まった。1話90分で、全3話。第1シリーズが放送されたのが2008年で、第3シリーズが2012年だから、かなり久しぶりの新作だ。

刑事ヴァランダー第4シリーズ

 原作者ヘニング・マンケルは今もコンスタントにヴァランダー・シリーズの新作を発表しているが、ドラマは基本的に1話完結だから、正直、第3シリーズで終わりかなと思っていた。ケネス・ブラナーも、映画や舞台の仕事でものすごく忙しそうだし。それだけに、「主演ドラマの撮影だなんて、よくまあそんな時間がとれたものだ」と感心しつつ、でもそうまでして撮影する意味があるのかなと首をかしげたりもしたのだが——

 一瞬でも疑った私が悪かったです。やっぱりクルト・ヴァランダーなケネス・ブラナーはいい! 地味で堅実な役柄だからこそ、抑えた感情の表現が際立って巧くて、どんなにさりげないシーンでも思わず目を奪われてしまう(ヴァランダーはメタボという設定なので、写真を見て「太りすぎ」とか言わないでね)。

 今回のエピソードは、南アフリカの国際会議に呼ばれたヴァランダーが、スピーチしなくちゃならないのは緊張するけど出張として高級ホテルに滞在できるしリゾート感覚で骨休めになっていいかも、くらいに思っていたら、現地で行方不明になったスウェーデン人女性の捜査に協力してくれないかと地元警察から依頼される、というお話。おかげで、複雑な台詞が少ないのも個人的にはありがたかった。

 実を言うと、私は2008年に観光旅行でロンドンに行き、たまたま放送されていた第1シリーズの中の1話をリアルタイムでホテルのテレビで観ている。その時、「うわーーー、ケネス・ブラナーが何を言ってるかさっぱり分からん!」と思ったが、あれから8年、TunnelBearのおかげでこれだけいろいろなテレビドラマを英語で観るようになった今ならきっと、ヴァランダーの台詞もそこそこ聴き取れるんじゃないだろうか、と、秘かに期待していた。

 が、結果は見事に玉砕、「英語字幕なしじゃ全然ムリ!」。

 とほほほほ。
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 The Hollow Crown: The Wars of the RosesのPart 3は、私にも割と馴染みがある「リチャード三世」。が、「リチャード三世」だけを単体で観るのと、「ヘンリー六世」から続けて観るのとでは、いろいろと感慨が違った。

 (シェイクスピアが描くところの)リチャード三世と言えば、誰もが認める希代の悪漢であり、そのひとでなしぶりをきゃーきゃー怖がりながらおもしろがって観るものだ。少なくとも、私はそう捉えていた。だから、そんなリチャードに対し、リチャードの実母であるヨーク公爵夫人が「お前を産んだのが間違いだった」とか何とか罵るシーンにも、「そりゃそう思うよな」と母親に同情するだけだったが、「ヘンリー六世」で、「あのリチャード」になる前の、青少年時代のリチャードを観てしまった後では、何だかそう単純におもしろがってもいられない。リチャードが、たとえ日頃どんなに母親など知ったことかと思っていたとしても、部下たちの目の前で、母親から面と向かって呪いの言葉をあびせかけられた時の、その心中はいかばかりだっただろう、と、想像せずにはいられない。

 ましてや、ヨーク公爵夫人を演じるのがジュディ・デンチ様とあっては。

 そんなこんなで今回も見どころ満載だったが、中でも特に気に入ったや気になったところを思い付くまま列挙してみる。演出のネタバレはあるので、知りたくない人は気を付けてね。


The Hollow Crown: The Wars of the Roses part 3




 では、参ります。




・「リチャード三世」と言えば、あまりに有名な冒頭の台詞、「Now is the winter of our discontent/Made glorious summer by this son of York(「我らの不満の冬が終わった/栄光の夏を呼んだ太陽はヨークの息子エドワード)」。これをどう演出して見せてくれるのかと思ったら——うおおおお、これはいい、マジでいい!

・リチャードがアンをくどくシーン。ベネディクト・カンバーバッチは素晴らしい役者だと思うけど、色悪めいたセクシーさとはおよそ無縁なイメージだったので、一体どうするんだろうと思ったら——「セクシー」ではなく「かわいい」で攻めてる感じがした。害獣だと分かっていても、捕まえたネズミがつぶらな瞳で見上げてちゅーと鳴いたら、脳天を叩き割って殺すなんてとてもできない、に近いかな。ましてや、リチャードはドブネズミじゃなくてハリネズミだしね。

・バッキンガムと組んで一芝居打ち、自ら望んでではなく市長らに請われて王座に就くことを承認した、という形をとったシーン。市長らが去って、バッキンガムが「うまくいきましたね」と言わんばかりの顔でリチャードを見た時のリチャードの反応も良かったし、リチャードの反応が意味するところを悟ってひやりと するバッキンガムも良かったな。

・あのTappingにはマジでいらつく!(←褒めてます)

・マーガレット様の再登場シーンにはマジでびびった。リチャードまで普通にドン引きしてるし(苦笑)。

・リチャードが「A horse! A horse! My kingdom for a horse!」と叫ぶシーン。舞台では実際に馬に乗って合戦シーンをする訳にはいかないから、追い詰められたリチャードが「馬をくれ!」と叫べば、ああ戦闘中に馬が斬りつけられた何かして倒れてしまったんだな、くらいにしか思わない。が、今回の映像では、馬が再起不能の怪我を負わされどうとばかりに倒れた、というより、軽く怪我してパニックを起こした馬が竿立ちになって騎乗していたリチャードを振り落として走り去って行った、って感じがして、リチャードったら馬にも愛想を尽かされたんだな、と思うと何だかちょっとおかしかった。ナポレオンを背中に乗せたマレンゴだったら、絶対にあんなことはしないよ。

・総じて、ベネディクト・カンバーバッチのリチャードは素晴らしかったと思う。ハムレット も良かったけど、でも私はこっちのほうが断然好き。
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