あなたはどんな世界に住んでいますか? | 子育ては「聞く」が9割でうまくいく~心理学ブログ

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3つの「聞く」技術があれば、子育てのムダ叱りも イライラも ストレスも 減ります!
小学校教員 9年間の経験を生かした、子育ても 生きるのも 楽になるヒントが詰まっています。

ゆるっと☆にこママコミュ代表・和久田ミカです。

私はずっと「自分は幸せになってはいけない」と思って生きてきました。

でも、その思いがなんなのか、自分でもよくわからず…。


あるとき、ふと気づきました。

そっか。

「私は、母親を苦しめた悪い子だから、幸せになったらいけない」と思っているんだと。


私は、とにかく万年反抗期で、親の言うことは聞かないし、妹はいじめるし、で育てにくい子だったようです。

言いたいことを言葉にするのも苦手だったので、感情が高ぶると泣いて暴れる。

暴れている私も、うまく伝わらないことにいら立ち、さらに 荒れる。

こんな悪循環でした。


そして、年齢が上がるにつれ、万年反抗期の意味合いが変わってきたように思います。

親の言うことを聞かないのも、妹をいじめるのも、

「私はこんなに悪い子だから、愛されないのだ」

という確認作業になっていったのです。


ほーら、やっぱり私は ダメなんだ。悪い子なんだ。だから、しょうがないんだ。

愛されなくて当然なんだ。

そうやって、無意識の中で 自分を納得させてきたのですね。


だから、私は子どもの頃ずっと「悪い子だから、愛されない」という世界に住んでいました。

その世界は、「悪い子は罰せられなくてはいけないから、幸せになってはいけない」というルールもあったようです。


自分では その世界が当たり前だから、お友達の平和な温かい家庭の話を聞くと、心がザワザワしました。

「ファミリー!」という漫画のタイトルを見ただけで、ケッと思いました。(読んだらおもしろかったけど)

男性とお付き合いするときは、なぜか 私を大切にしてくれない人ばかりを選びました。


その世界から抜け出ることができたのは、娘のおかげです。

娘の無償の愛情があったからこそ、「私は愛される」という世界へお引越しできたように思います。


話は変わりますが、下の写真は8月に判決公判があった「黒子のバスケ」事件の渡辺博史被告です。

連行されているのに、笑っていますね。



このニュースを見た人たちが、

「有名になれて喜んでいる」「不謹慎だ」

などと言ったのですが、渡辺被告は それに反発してこう言っています。

「何かに罰せられてきた自分が、とうとう統治権力によって罰せられるのか、という自嘲の笑い。

写真を見ると確かに気持ち悪いが、(笑いは)自分の心象風景とは乖離している」

と。


渡辺被告は、どんな世界に住んでいるのでしょう。

いつか、その世界からお引越しできますように。



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