私はずっと「自分は幸せになってはいけない」と思って生きてきました。
でも、その思いがなんなのか、自分でもよくわからず…。
あるとき、ふと気づきました。
そっか。
「私は、母親を苦しめた悪い子だから、幸せになったらいけない」と思っているんだと。
私は、とにかく万年反抗期で、親の言うことは聞かないし、妹はいじめるし、で育てにくい子だったようです。
言いたいことを言葉にするのも苦手だったので、感情が高ぶると泣いて暴れる。
暴れている私も、うまく伝わらないことにいら立ち、さらに 荒れる。
こんな悪循環でした。
そして、年齢が上がるにつれ、万年反抗期の意味合いが変わってきたように思います。
親の言うことを聞かないのも、妹をいじめるのも、
「私はこんなに悪い子だから、愛されないのだ」
という確認作業になっていったのです。
ほーら、やっぱり私は ダメなんだ。悪い子なんだ。だから、しょうがないんだ。
愛されなくて当然なんだ。
そうやって、無意識の中で 自分を納得させてきたのですね。
だから、私は子どもの頃ずっと「悪い子だから、愛されない」という世界に住んでいました。
その世界は、「悪い子は罰せられなくてはいけないから、幸せになってはいけない」というルールもあったようです。
自分では その世界が当たり前だから、お友達の平和な温かい家庭の話を聞くと、心がザワザワしました。
「ファミリー!」という漫画のタイトルを見ただけで、ケッと思いました。(読んだらおもしろかったけど)
男性とお付き合いするときは、なぜか 私を大切にしてくれない人ばかりを選びました。
その世界から抜け出ることができたのは、娘のおかげです。
娘の無償の愛情があったからこそ、「私は愛される」という世界へお引越しできたように思います。
話は変わりますが、下の写真は8月に判決公判があった「黒子のバスケ」事件の渡辺博史被告です。
連行されているのに、笑っていますね。

このニュースを見た人たちが、
「有名になれて喜んでいる」「不謹慎だ」
などと言ったのですが、渡辺被告は それに反発してこう言っています。
「何かに罰せられてきた自分が、とうとう統治権力によって罰せられるのか、という自嘲の笑い。
写真を見ると確かに気持ち悪いが、(笑いは)自分の心象風景とは乖離している」
と。
渡辺被告は、どんな世界に住んでいるのでしょう。
いつか、その世界からお引越しできますように。
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