私も10年ぐらい前に、給食の担当になってしまい、取り立てをする役割を担ったことがあります。
教師って、勉強教えるだけじゃないのねん。いろんな雑務があるの。
ひどいところで、給食の材料の発注まで 教師がやる学校があったわ

八百屋さんや魚屋さんなどに「12/1ニンジン30本」とか月単位で注文を入れるの。
あ、話が横にそれた。
えと、取り立てを 1年間やってみて、親の意識が 年々変わってきているんだなあと思いました。
まず、親が だだっ子なの。「いやだって言ったら、いやだ

理由なんてないの。言い訳。
「義務教育だろう?」「お金がない」「じゃあ、食べさせなくていいです」
当時、2人未納の子がいたんだけど、そのうち1人の兄は とうとう未納のまま中学校へ行って 踏み倒しました。
6年間で、およそ30万円です。(さらに、学級費などは担任が立て替えてそのまま)
未納を見逃してくれたり、教師が払ってくれたら ラッキーって思ってたみたい。
子どもは 塾に行ったり、いい車買ったりしてるから、決して お金がないわけじゃないと思うんだけど。
君たちが払わなかった分は、デザートをやめたり、牛肉を鶏肉にしたりして 補ってるんだぞ~!
私、1年間 電話を かけ続けましたよ。つらかったですよ…

話にならない、っていうのは こういうことなのか、と 無力感を たくさん味わいました。
何より、それを子どもが 知ったら、どんなふうに 思うんだろう。
それはよかったね、すごい!っていう子どもは、ほとんどいないと思います。
子どもは、大人よりずっと 善悪がわかってるからネ。
(最終的に、このときは、3月には 今までの未納分を含めて 納めていただけることになって ほっとしました。)
レストランだったら 無銭飲食しないけど、給食は 無銭飲食する。
それって、どういう意識の違いなんだろうなあ。
ぐちっぽくなってしまいましたが、子は親の鏡。
子どもが 変わってきているとしたら 親が変わってきているからでしょうね。