わが子だからこそ ひどい目にあわせたい | 子育ては「聞く」が9割でうまくいく~心理学ブログ

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3つの「聞く」技術があれば、子育てのムダ叱りも イライラも ストレスも 減ります!
小学校教員 9年間の経験を生かした、子育ても 生きるのも 楽になるヒントが詰まっています。

親の自己肯定感 取り戻す」という読売新聞の記事があります。

その中で、とても印象的な 一文があります。

「望んで産んだ。

この世で一番信じられるのはこの子。

だからこそ、「私のつらさを分からせたい」という感情が抑えられなかった。」


大切な わが子を 虐待してしまったんですね。


私は、彼女の気持ちが わかる気がします。

私のつらさを わかってもらいたい。

わが子だからこそ、同じ目に あわせたい。

ゆがんでいると思いますか?

私は そうは思いません。


私には、7歳下の妹がいます。

私は、母から言われて いやだったことを、よく 妹に言いました。

いじめたかったのではなく、つらかった気持ちを 「わかってほしかった」んですね。

かわいいからこそ、大好きだからこそ、わかってほしかった。

でも、妹は 3人姉妹の末っ子で しっかりと母に守られていました。

幸い、ダメージは ほとんど なかったようです。

小さいながらに、私のことを「かわいそうな人だ」と 思っていたそうです。

大人になってから、聞きました汗


思いは、ずっと 残るんですね。

成仏できずに、あっちいったり こっちいったりします。

前述の女性は、グループカウンセリングを通して、思いを吐き出し、

「そのうち、母親に抱いていた怒りの裏側に、

”私のことを大切って言って”と叫んでいる 自分がいると気づいた。」


のだそうです。


話をする。

それを 聞いてもらう。

ただただ 泣く。

それだけで、気づくことが たくさんあるんですよね。

コーチングでも そういった思いを 吐き出し、思いの根っこが どこにあるのかを 探す お手伝いをします。

聞いているだけで、みなさん 自分自身と向き合い、自分の答えを出していかれます。


将来は、グループコーチングみたいなことも したいなあ。

ボランティアでね。

きっと、本当の意味で「話を真剣に聞いてもらった人」って 少ないと思うの。

聞いてもらうことの 心地よさを 知ってほしい。

そして、それを 子育てに つなげていってほしいな。

私の夢のひとつです。