エナガ　食餌その２

エナガ　食餌その２　スズメ目エナガ科

エナガの話題を引っ張りますが、今日もおつきあいください。

昨日のブログで、エナガが食べているものについてちょっと確信が持てないと書きました。
その場を目撃したときには、それまでのエナガの行動（＝梅の枝をつついている）から、梅の枝についている菌糸類を食べていると思っていたのですが、写真をじっくり見てみると、どうもそうではないことが判りました。

じゃあ何だ？と言う話ですが、案外あっさりと判りました。
翌日（1月28日です）、この日もエナガが大挙して押しかけてきたのですが、梅の木で毛虫を食べるところを目撃したのです。

あちこちで梅の枝をつついていたエナガの一頭が、なにやら咥えて私の目の前の枝にやって来ました。
その口に咥えているのは、肉眼でも判りました。
毛虫です。

咥えたままの毛虫を枝に打ち付け、動かなくします。
そして飲み込む。
打ち付けている時間が30秒たらずで、飲み込むのに10秒少々。
あっという間の食餌でした。

1月28日のコメントに、ロッキーチャックさんから「彼らの多くは、木に着く虫を食べているというようなことを見聞きしたことがあります。」といただきましたが、まさにそうだったわけですね。

これでエナガの食べ物については納得がいきましたが、ここで新たな問題を見つけました。
木の上にいる虫たちは、どんな風にしているのだろうか？　というものです。
多くのエナガたちが探し回っているのですから、多くの虫たちが木の上にいると思うのですが、そんなに多くの虫を見たことがありません。

また一つ、謎が生まれました。
これだから、虫の観察はやめられません。