ハラビロトンボ ♀ 一瞬の再会 | 私家版里山図鑑

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おもに、宮崎県南部平野部の里山に生息する生き物・・・昆虫・鳥などの図鑑を目指しています。

ハラビロトンボ ♀ 一瞬の再会 トンボ目トンボ科

5月5日、串間に戻っていた時の話です。(まだ4月に帰った時のことも終わってないのですが、それはまたいずれ・・・)
今日は虫の数が少ないなあ・・・なんて思いながらさまよっていると、目の前の竿先に一頭のトンボが止まりました。

体の色から♀で、シオカラトンボ系(ってわかりますか?私なりの区分けです)だとは思いましたが、あっという間に飛び去ってしまったため、その場での同定は不可能でした。

でも、今はデジタルカメラの時代、便利です。
取り敢えず撮っておこう、です。
そして、こういう時は体が無条件に反応します。

まず、その場でとにかくシャッターを押す。
遠くて小さくても、写真に収めること。
それから次に、望遠側にズームして引き寄せる。
その後、いろんなアングルから撮ってみる、です。
今回は、ズームアップまでの写真で終わってしまいましたが、それも「今日の出会い」です。

で、ハラビロトンボと後に写真で確認した次第ですが、一年ぶりの再会でした。
しかもいわくがあって、2011年3月にかつての繁殖地が埋め立てられ、2011年のこの地では出会えず。
昨年、二年ぶりの再会を果たし感激を味わったのですが、今年も無事再会でき、さらに感激。
とまあ、こんな具合です。

この復活劇ですが、これはハラビロトンボの幼虫の逞しさのせいかもしれません。
ハラビロトンボの幼虫は、冬のほとんど干上がった湿地でも、生き延びていけるのだそうです。
本当に、たくましいですね。

私家版里山図鑑-1
撮影日 2013/5/5 撮影場所 宮崎県串間市 取り敢えずの一枚(140mmくらい)

私家版里山図鑑-2
撮影日 2013/5/5 撮影場所 宮崎県串間市 目一杯ズームしての一枚(300mm)

【これまでのハラビロトンボの記事もご覧下さい】
2009年11月21日「ハラビロトンボ」
2010年4月28日「ハラビロトンボ 成熟♂」
2010年4月29日「ハラビロトンボ ♀」
2012年7月4日「ハラビロトンボ ♀ 成熟」
2012年7月22日「ハラビロトンボ ♂ 休息時の止まり方」

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