ヤブキリ　雨の中で遊ぶ幼体　【唐津編】

ヤブキリ　雨の中で遊ぶ幼体　【唐津編】　直翅目キリギリス科

先日、唐津でお世話になっている娘の実家の家業である鶏舎に行って来ました。
ひよこが入るとかで、その様子を見に行った次第です。

鶏舎ですから、人里離れた山の中です。
おまけに、鳥インフルエンザ対策で、防疫体制は万全。
他所から侵入してくる鳥や、人を媒体として入ってくるウイルスに対しては厳しく防御しています。

では、その他の生き物にとってこの場所はどうか？
ひょっとしたら過剰な防疫で、虫達もいないのではないか…
そんな心配をしながら、気になって鶏舎周りの草花で虫探しをしました。

そこで一番多く見つけたのが、ヤブキリの幼体でした。
それも体長が１cmに満たないくらいの、ちいさな幼体。
おそらく一零か二零幼体でしょうか。
思い思いに雨の中でも元気に、遊んでいました。

このヤブキリ以外にも、私の力不足で同定できない虫が多数いて、半日とか一日かけて遊んだら面白いフィールドだと思いました。

虫の幼虫がたくさんいるところには、多くの鳥達が寄ってきます。
当然、鳥インフルエンザの脅威は高まります。
でも、だからといって、虫達を駆除することが鳥インフルエンザから守ることにはなりません。

鶏舎を中心にした防疫を徹底すれば、ウイルスの侵入は防げる…そう思っての対策なんでしょう。
こういった防疫は、ぜひとも多くの農業、畜産の現場で広げていって欲しいと思います。