バン　夏羽　【唐津編】

バン　夏羽　【唐津編】　ツル目クイナ科

冬の終わりに伴い、昨日に引き続き、この冬、唐津市、福岡市近郊で出会った生き物をまとめています。
と言っても、鳥が主体になるのですけどね。

で、今日は、街の中の用水路で見かけたバンの話です。
当ブログ383種目の新登場です。

この用水路ですが、唐津市にあるイオンのそばにある用水路です。
ここで、バンを見つけました。
ただこの用水路ですが、ものすごく汚い。
家庭ごみなどでいっぱいで、とても市街地にある用水路とは思えません。
その用水路で、健気に動き回っていたバンです。

クチバシから眉間にかけての額板が真っ赤です。
それに脚の付け根にも赤い部分があります。
これは夏羽の特徴で、冬場ではこの特徴が消えてしまうとか。

それに水の中を泳いでいるのですが、足に水かきがありません。
他の鳥達に比べてはるかに大きい足で、器用に泳いでいます。

それにしてもこの汚染された環境で生きぬいているバンですが、このままで大丈夫なんでしょうかね。
ちょっと心配です。

体長は35cm前後。
びっくりしたことに、青森、福島、埼玉、滋賀の４県で準絶滅危惧種に指定され、また千葉県では絶滅危惧種Ⅱ類に指定されていました。

これだけ汚染された環境でも生き抜いていけるバンでも、絶滅の危機に瀕しているなんて、言葉もありません。