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文末のつづくをクリックしていくと順番に読めますです
仙台~東京間は約400キロ。
これは、遠いといえば遠い距離だ。
昔だったら、新幹線もなかったから、鈍行で8時間も掛かったのだ。
車で行くにしても、高速道路がなかった頃なら、10時間以上掛かったのだ。
さらに、明治の世より昔なら、徒歩で10日くらいは掛けていったはずである。
ま、あまり昔のことばかりいっていてもしょうがないが。
今だったら、新幹線で1時間半である。
景色を眺めて、駅弁を食べて、ビールを飲んで、あとは文庫本をぱらぱらやれば、あっという間である。
しかし、掛かる時間が短縮されても、距離というのは元のままだ。
もし新幹線がもっと速くなって、一時間で行けるようになったとしても、400キロ分は確実に移動している。
緯度で3度も違うし、そうなると平均気温も5度は違う。
それだけの距離を移動するのは、やはり大変なことなのである。
人間は、高速交通網が発達しても、移動した距離に比例して疲労するものなのであります。
このあいだ友人と、そんな理論を確認しあったのであります。
つづく
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仙台~東京間は約400キロ。
これは、遠いといえば遠い距離だ。
昔だったら、新幹線もなかったから、鈍行で8時間も掛かったのだ。
車で行くにしても、高速道路がなかった頃なら、10時間以上掛かったのだ。
さらに、明治の世より昔なら、徒歩で10日くらいは掛けていったはずである。
ま、あまり昔のことばかりいっていてもしょうがないが。
今だったら、新幹線で1時間半である。
景色を眺めて、駅弁を食べて、ビールを飲んで、あとは文庫本をぱらぱらやれば、あっという間である。
しかし、掛かる時間が短縮されても、距離というのは元のままだ。
もし新幹線がもっと速くなって、一時間で行けるようになったとしても、400キロ分は確実に移動している。
緯度で3度も違うし、そうなると平均気温も5度は違う。
それだけの距離を移動するのは、やはり大変なことなのである。
人間は、高速交通網が発達しても、移動した距離に比例して疲労するものなのであります。
このあいだ友人と、そんな理論を確認しあったのであります。
つづく