金木犀が香るこの時期は、伊勢丹新宿店で毎年開催されます「イタリア展」の季節でもあります。昨年はそのイタリア展でパオロ・パリージさんの極上生ハムとサラミを購入し、材料となるトスカーナの幻の豚=チンタ・セネーゼ種に魅せられました。今年の9月末にたまたま仕事でフィレンツェを訪れる機会があり、仕事の合間になんとそのチンタ・セネーゼの豚さんたちに会うことが出来ましたのでここにご報告します。
チンタ・セネーゼ cinta senese をご存じですか?チンタ(cinta)は「帯(belt)」、セネーゼ(senese)は「シエナ(siena)の」という意味のイタリア・トスカーナ州シエナ近郊で古代から飼育されていたという、特徴的な白帯のある黒豚です。
今年の伊勢丹新宿店でのイタリア展についてはこちら!
いばりこぶたとチンタ・セネーゼとの関わり合いについての詳細は次の記事をご参照くださいね。
究極の食材で作った究極の味のカルボナーラをいただいた伊勢丹新宿店「イタリア展」♡その2
幻の豚、チンタセネーゼを使ったパリージさんのサラミが我が家にやって来ました!!

こちらは農場のパンフレットから。
目指したのはトスカーナ・シエナの郊外、モンテリッジョーニ Monteriggioniというところにあるスコルジアーノ農場 Fattoria di Scorgiano です。
loc Scorgiano 4, 53035 Monteriggioni, Italy
0577/301242

これも農場のパンフレット。

素敵な農場が見えてきました。豚さんたちはきちんと植えられたオリーブの林に放し飼いにされていました。

ほ~ら、いましたよぉ!!わ、わ、わ、私の声に反応してこっちへ群れで集まってきちゃった!

こんなにたくさんの豚さんたちが寄ってきても、みな清潔な状態で大事に飼われているので、嫌な匂いはいっさいありません。豚さんたちの敏捷さは目を見張るものがありました。

彼らはその模様やさまざまな基準で評価を受け、等級別にすぐ食されるモノや遺伝子を残すためのモノなどに分類されてその垂れた耳に印がつけられていました。可哀想だけど私たちに身を挺してくれるかわいらしい豚たちに合掌して感謝したあとは、地元トスカーナのワインや有名なペコリーノチーズ、そしてサラミや生ハムの試飲と試食タイムです。

気持ちいい風に吹かれながらいただく地元の食材にすっかり舌鼓、これらトータルで一人15ユーロとはビックリです!

こうして感動のチンタ・セネーゼとの出会いを果たしてまいりました

今週末はまた伊勢丹新宿店の催事場に出掛けて、Nonna-and-Sihdiサンの売り場で、絶滅寸前の豚さんたちを救った有志の一人であるパオロ・パリージさんに再会できたらいいなと思います。
おまけ
私の口コミが TripAdvisor の La Bottelghina di Scorgiano のページに掲載されました。