お金を振り込んだりしなくてはならなかったのでいやいや外出。
家を出た直後はまだ体に冷房の余韻が残り、むわっとする暑さも「夏だな~」程度の風情としか認識しなくとも、やがてそれが耐え難いお湯のような空気となって体にまとわりつく。
ひーひーいいながら自転車を漕ぎ、金関係の用事を終えて学校の図書館へ。しかし、まっすぐに図書館に向かうつもりがよろよろと足は学生食堂へ。
自動販売機でジュースを買い、少し休憩。
ついでに返却予定だった本の残りのページを全部読んでしまう。
タイトルは『戦争請負会社』
民間軍事請負会社に関する本で、よく利用させてもらっている書評系サイトにて紹介されていたので読んでみましたが、軍事物の本を読むたびに自分の無知さ加減を知りなんともはや。
「世界の多くの国々について、紛争や内乱が絶えない」というような記述を見てもピンとこない。
世界の多くの国々、と言われた時に頭に浮かぶのは平和な国しかない(少なくとも表面上は)。
こういうことじゃだめだよなー、と思いつつも、やはりあまりにも現実感がなさ過ぎる。
危ない国に行くというのは無理だろうけれども、一度くらい海外に行くべきかなとは思いました。
で、その本を返却しワインに関する中世の資料を借りようと思ったのですが、タイトルを忘れてしまい検索に引っかかった『ワインと水』とかいう本を借りました。
13世紀における哲学の諸概念、とかサブタイトルにあったら借りないわけにはいかない!
こういう小難しそうな本は借りるだけで頭が良くなった気がするのでいいですよね。
ほとんど読まないくせに。
オッカムの『大論理学』も借りたのに二十ページくらいしか読まず返却。
買わなかっただけましか・・・と思ってしまう自分が情けないです。
図書館への用事も終えて家に帰る途中、前々から気になっていた甘味屋に寄る。
軒先に「おしるこ」とか「あんみつ」とか暖簾がぶら下がっていて一度寄ってみたかったのです。
で、中に入ったらテーブルが七卓くらいあり、四人がけのところに先客が一グループ。
てっきり有閑マダムかとおもったら、なんかガラの悪そうな男四人組。なんて間の悪い・・・。
目を合わせず適当に席に付き、メニュー広げて再び頭痛。
甘味屋と看板掲げているのにメニューの半分がランチメニュー(たっぷりバターを塗ったトーストの上に、味噌風味の豆腐が乗っているとかいうメニューがあったけど、うまいのかな・・・)で、さらに残りの半分が普通の飲み物とコーヒーで、さらにその半分がお茶セットとかいう商品で、全体の八分の一程度のページにささやかにお汁粉とかあんみつとかのメニューが。
私は冷たいお汁粉を期待して店に入ったのですが、店員に聞いてみるとそんなものは無いとのこと。
マジでー、とか思って再度メニュー見ると、冷たいものはあんみつしかない。
あんみつ好きじゃないんですよ・・・。
というか、この時期の甘味屋でカキ氷を置いていないというのはどういう了見なのかと。
すると残るはお汁粉(熱い)か磯辺焼きとかのお持ち。
どうしようかなあ・・・と悩んでいる中、ガラの悪いグループの中のリーダー格のような人の演説が耳にはいる。
「大人が怒る時というのは大抵間違いはないんだよ。それで子供が殴られるなら子供が悪い。俺も昔よく大人に殴られたけど、それで良いことと悪い事の区別というのを学んだよ」
とか語っていて、下っ端らしい人が物凄く丁寧に「はい。はい。そうですよね」と相槌を打っている。
私は一刻も早く私の体の中に眠るなにか超人的な能力が目覚めるか、または世界が消えてなくなるか、手もとのメニューに冷たいお汁粉が追加されるかしないかと願っていたものの、そんなことは起こるわけもなく、私は白玉汁粉(熱い)を頼みました。
で、延々と演説を背中で聞きながらぼんやりし、やがて運ばれてきたお汁粉を食べて絶叫。
確かに白玉汁粉だけどさ!!!11 普通中に入ってるのは餅だろおおおおおおおおおおおお
本当に白玉にすんなYOOOOOOOOOOOOOO
熱いお汁粉なのに、何故かしょっぱかったです。
白玉汁粉620円。
もう二度とこの店にはいかない。