『養生訓』 老人は無理をしない(巻八13) | 春月の『ちょこっと健康術』

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おてがるに、かんたんに、てまひまかけずにできる。そんな春月流の「ちょこっと健康術」。
体験して「いい!」というものを中心にご紹介します。
「いいかも?」というものをお持ち帰りくださいませ。

「老人は気が弱い。万事において、用心深くすべきである。すでに物事に臨んでいても、自分の身をかえりみて、気力の及ばないことをしてはならない。」


「気が弱い」といっても、「弱気」という意味ではありません。気血津液の気が、年をとるに従って、弱ってくることを指しています。五臓六腑の気も次第に弱って、それが尽きたとき、死を迎えます。昔から「年寄りの冷や水」なんてことを言いますが、無理をして気力を衰えさせることのないようにするのが肝腎ということですね。


『養生訓』の原文はこちらでどうぞ→学校法人中村学園 『貝原益軒:養生訓ディジタル版』


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牧草