今更ですが、ワクチンって何? | 春月の『ちょこっと健康術』

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おはようございます ニコニコ


インフルエンザ、対策してる?ブログネタ:インフルエンザ、対策してる? 参加中

先週の「今更ですが、免疫って何?」 でもお話ししましたが、抗体をつくるために打つのがワクチン。ワクチンを打つことが予防接種です。じゃ、そのワクチンってどうやってつくられるんでしょう?新型インフルエンザがらみで、ニュースにもなっていますから、一度くらいはご覧になってるんじゃないかしら?


そう、ワクチンは、有精卵の中で培養されて、つくられるんですね。だから、卵アレルギーのある方は、接種には注意が必要です。かかりつけの医師に相談しましょう。場合によっては、アナフィラキシーという重篤なアレルギー反応を起こす可能性があるからです。こちらのサイトでワクチンができるまでを映像で見れますよ→北里研究所生物製剤研究所「ワクチンのできるまで」


インフルエンザ・ワクチンは、不活性化ワクチンです。卵の中で増やしたウイルスを、薬品に浸けてから精製したもの。からだの中に入っても、それ自体が悪さをしないようにしてあります。それでも、ウイルスの形は保っていて、免疫細胞は異物として判断できるので、抗体をつくることができるというワケです。


ただし、予防接種1回で入れることのできる数には限りがあって、不活性ウイルスは体内で数を増やさないため、1回で抗体ができるかどうかがあやしい。それで、2回接種が推奨されているんですね。でも、2回接種したからといって、必ず抗体ができる保証は100%ではありません。実際、タイプの違うウイルスならわかりますが、同じタイプでも「予防接種したのにインフルエンザにかかっちゃった」という話も聞きますよね。


また、卵アレルギーもそうですが、重篤な脳障害や最悪の場合死亡するという副反応も起こりえます。副反応というのは、感染しないようにしたはずのウイルスに感染してしまうとか、ワクチンに含まれるウイルス以外の物質に対して免疫反応を起こしてしまうとかね。ワクチン製造技術も高くなって、そうした副反応は減りましたが、これもまた100%ないとは言い切れません。


ここで、前にもご登場いただいた奴隷小児科医 先生のブログを見てみましょう→新型インフルエンザ27「ワクチン接種開始から4日間で「新型」重い副作用6件 」 。この記事は、ワクチンの種類とその接種間隔について、妊婦さんへのワクチン接種について、そしてタイトルのニュース記事についての3本立てです。現役の小児科医さんのご意見、どのように受けとめられますでしょうか?


私自身は、「今更ですが、免疫って何?」 にも書いたように、自分の免疫力を信じているので、この20年くらいインフルエンザの予防接種は受けたことがありません。インフルエンザにかかったのはいつだろう?思い出せなくらいです。カゼは一昨年のお正月にかかりましたけど(なぜかカゼひくのは決まってお正月休み)。万一かかったとしても、寝てれば治るとも思ってますし、ずっとそうして来ましたしね。国家試験前の学生には、「受けといたほうがいいよ。」って言いますけどね(笑)。


長野の学校で先週、患者が鍼灸と柔道整復で一人ずつ出ましたけど、広がってはいません。お客様で小中学校の先生が何人かいらっしゃって、生徒さんたちは発症してても、先生方はお元気。また、お子さんはかかっても、ママブロガーさんたちは無事。新型と呼ばれていますけど、実際はH1N1型で古~いタイプだから、おとなは似たようなタイプの抗体持ってて、免疫反応がはやく出て症状が出ないんじゃないの?なんて、ひそかに考えています。


どのみち新型用のワクチンを受けられるのは、来年2月~3月になってから。抗体ができるのは、接種してから3週間後。それまで「インフルエンザは予防が一番!その2」にあるように対策とって予防しなくちゃ。だったら、それをそのまま続けたらいいんじゃない?みなさんはワクチン受けますか?


一天一笑、今日もいい1日にしましょう。



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シュウメイギク。衛気の元締、肺を助ける白で。



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