腹式呼吸でアンチエイジング | 春月の『ちょこっと健康術』

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おてがるに、かんたんに、てまひまかけずにできる。そんな春月流の「ちょこっと健康術」。
体験して「いい!」というものを中心にご紹介します。
「いいかも?」というものをお持ち帰りくださいませ。

おはようございます ニコニコ


これまで、「よりよく眠るために その3」 「腹式呼吸で自律神経をととのえる」 で腹式呼吸をおすすめしてきました。また、益軒先生も、『養生訓』の「呼と吸と」 で推奨されているくらいですから、当然アンチエイジングにも効果があるんですね。


具体的には、深い呼吸をすることによって、濁気を出して清気をたくさん取り込むことで、ざっと見ただけでも、次のようなことが起こります。

1 肺の働きがよくなる → 皮膚の状態がととのう → シミ・シワを予防できる

2 丹田に気があつまる → 腎が元気になる → 髪や歯のトラブルを予防できる

3 横隔膜が動く → 脾胃の働きがよくなる → キメがととのい、むくみがとれる

4 リラックスする → 肝の状態がととのう → 全身の気のめぐりがよくなる

5 気のめぐりがよくなる → 免疫力が向上する、血のめぐりがよくなる


ね、いいことづくめでしょ?実際、気功やヨガ、太極拳などをやっている方々って、若く見えますよね?しかも、時間も労力もお金もかからないんですから、生活に取り入れない手はありませんよね?どうしてそうなるか?については、「東洋医学講座 目次」 から五臓や気血の働きを確認してくださいね。


実は、益軒先生の「呼と吸と」 では、吸ってから吐くような感じで書かれていますが、そうではありません。「腹式呼吸で自律神経をととのえる」 で申し上げましたように、まずは「吐く」ほうを意識してくださいね。なんてたって呼吸ですから、呼息が先で、それから吸息ですよ。


ポイントは、普通に息を吐いたところから、さらにおなかを絞るようにして肺を空っぽにするイメージを持つことです。そのときにゆっくりと数を数えましょう。最初は5とか6とかが精一杯かと思いますが、そのうちに10とか20とか数えられるようになりますよ。あとはおなかの力を抜けば、自然と吸息になります。


自然界の気が満ちていく午前中に行うのがベストですが、リラックスするために夜行うのもOKです。益軒先生は、朝晩やるのがよいとおっしゃっています。


生活の中に腹式呼吸を取り入れて、夏も元気に過ごしましょうね。今日もいい1日にしましょう。


春月の『ちょこっと健康術』-おしろいばな  春月の『ちょこっと健康術』-おしろいばな


これも昔懐かしいオシロイバナ。子供のころ、この種を開いて、白い粉を集めたものでした。