『養生訓』 養生の四要(巻二58) | 春月の『ちょこっと健康術』

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朝の目覚めはスッキリ!といきたいところですが、どちらかというと宵っ張りの夜型、なかなかそうはいきません。休みの日なんて、二度寝してしまってグダグダになったりします。


若いころはとくに、朝は不機嫌なことのほうが多くて、それを低血圧のせいにしてました。遊びに行くときは、多少寝不足でも、スッキリ起きてましたから、低血圧はただの言い訳ですね。


そう、朝の目覚めをよくするには、やっぱり早く寝ることですよね。ところがこの時季、春の陽気を受けてが活発になりすぎちゃうと、寝つきが悪くなりやすいんです。


今朝の「東洋医学講座 No.10 五臓の生理 その4」の働きについてご説明しました。その中の疏泄機能がうまく働かず、肝気が滞ると抑うつ症状があらわれ、肝気が亢進しすぎるとイライラしてわずかなことにも怒りやすくなります。


つまり、肝気が亢進すると、精神的に興奮するため、怒りっぽくなり、また眠気を感じにくくなるんですね。反対に、ふだんからイライラして怒鳴ったりしていると、を刺激して、さらに怒りっぽくなります。なので、「春は「怒」に気をつけて」 にも書いたように、イラッときたら深呼吸しましょう。


益軒先生も↓のようにおっしゃっていますからね。


「養生の四要は、怒らず、心配せず、口数を少なく、欲を少なくすることである。」


『養生訓』の原文はこちらでどうぞ→学校法人中村学園 『貝原益軒:養生訓ディジタル版』


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