ミネラル・ウォーターの選び方 | 春月の『ちょこっと健康術』

春月の『ちょこっと健康術』

おてがるに、かんたんに、てまひまかけずにできる。そんな春月流の「ちょこっと健康術」。
体験して「いい!」というものを中心にご紹介します。
「いいかも?」というものをお持ち帰りくださいませ。

おはようございます ニコニコ

アガサ・クリスティーの『春にして君を離れ』をご存知ですか?彼女の作品の中ではちょっと異色の物語です。

バクダッドからロンドンへと戻る途中、列車が故障してしまい、1週間も砂漠の真ん中で過ごすことになった女性が、自分の人生を振り返り、これまでよかれと思ってしてきたことが、家族や周囲の人々にとって必ずしもそうでなかったことに気づき、本当の自分について深く内観していくというお話。

砂漠という圧倒的な自然の力によって精神的に追い込まれていく主人公。飲み水に困るという状況設定ではありませんが、砂漠の怖さは十分に表現されています。

そんな砂漠で遭難したら、まず必要なのはやっぱりでしょう。命あってのモノダネですから。お金なんて、助かってからまた稼げばいいんです。

文明生活の中にあっても水は大切ですね。日本の水道水ほど安全な飲み水はありません。ふだんの生活では水道水で十分かと思いますが、ペットボトルで売られているミネラル・ウォーターも取り入れ方によっては便利ですよ。

☆ 硬水(硬度300以上)
カルシウムやマグネシウムの補給に。
お料理には向きません。ちょっと金属的な味がします。
コントレックス(硬度1551)やヴィッテル(硬度307)があります。

☆ 中硬水
肉の煮込み料理や紅茶に向いています。
エビアン(硬度291)が代表的。(←2009年夏、今は硬度が上がって、硬水に分類されています)

☆ 軟水(硬度100未満)
日本人が慣れ親しんで美味しいと感じる水ですね。
ごはんを美味しくたくことができます。
お米をとぐ前につけておくと、ミネラル分がしみこみますよ。
国産のミネラル・ウォーターはほとんどがこれ。
クリスタル・ガイザーやヴォルビックも軟水です。

海外に旅行されて、現地のミネラル・ウォーターを飲まれるときは、ラベルに表示されている硬度やマグネシウムの量をチェックしてくださいね。

1リットル当たりのマグネシウム(Mg)は、日本の水では多くても5~6mgですけど、エビアンやヴィッテル、中国の天山山脈の水で20mgくらい、コントレックスでは80mg以上です。

マグネシウムは便秘の薬として使われるくらいですから、マグネシウム含有量の多い水を3~4日続けて飲んでいると、おなかがゆるくなる可能性がありますよ。反対に便秘気味の方にはちょうどいいかも?

水を大切に。今日もいい1日になりますように。