小さな頃から、不思議な体験をして来たが、
今度は身内の死に対しての予知が分かるようになる。
祖母が脳溢血で植物状態になってから半年。
徐々には弱ってきてはいた。
ある日、台所でくつろいでいると、
隣にある部屋を白い着物を来た祖母が、
お墓に向かって歩いているのを目撃する。
本人は病院で寝たきりなので、生身ではない。
両親に話はしたが、気持ち悪がられた。
その頃、弟の枕もとにも祖母が来たらしく、
両親は更に気持ち悪がった。
弟も霊的な勘は強く、同じ時期に不思議な体験を
する事も多かったりする。
歩く祖母を見てから、ちょうど3日した時、
病院から連絡が入った。
危篤状態になったらしく、病院へ来てくれと。
駆けつけた時には既に亡くなっていた。
両親はとてもビックリしていたけど、
この事件の後も、不思議な事は続くのだった。