私が始めて霊的な体験をしたのは、曾祖母のお葬式だった。
人が始めて火葬されるのを見て、お骨を拾った。
その帰った日に、焼かれた曾祖母が階段の下で立っていた。
よく心霊番組にあるように、白い着物を着て透けていた。
感覚として、「この世の物でない物」と言う感じはあった。
それ以来、夜にトイレに行くのが怖くなり、
トイレに行く時は母を起こし、トイレに言って帰ってくるまで、
廊下に顔を出して、ずっと見ていてくれと毎回頼んでいた。
今を思うと、母は迷惑していたと思うけど…。
それからは、波長が合うようになったらしく、
目には見えないものが感じたり、見えるようになった。
今は感じる事くらいしか出来なくて、あまり問題は無いけど、
中学生になるくらいまでは、本当に気持ちが悪くて仕方なかった。
今もタイミングが合えば見ることが出来る。
母が勘の強い人だったので、血を引いているのかもしれない。
まだ今も、身内に起こる死に関しては、不思議な事が続いている。