今日は外来で血液検査、尿検査、心電図、診察、化学療法(点滴)の日。治療2クール目のスタートです。

血液検査の結果、腎臓関連の数値には問題なく、浮腫みも心配はなさそうでした。一方、残念ながら腫瘍マーカーが上昇。正式な評価は、3週間後のCTをはじめとした検査を経てからですが、治療が効いていない可能性が高いとのこと。とほほ。 

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<腫瘍マーカーの推移>

★は、治験病院での検査結果


■CEA (上限5.0)

2013/6/17  22.9

7/2  27.5

8/13  16.9

9/24  4.1

11/5  2.0

12/17  2.1

2014/1/28  1.4

(中略)

12/16  2.3

2015/2/17  3.6

3/31  6.5

6/9  16.3

7/21  17.9

9/29  16.3

12/8  19.4

2016/1/26  23.1

3/8  26.7

4/25  31.5

5/27  48.1

6/17  31.9

8/16  29.8

11/8  64.5

12/20  73.2

2017/1/17  101.0

2/14  60.9

3/21  22.9

4/18  13.0

4/25  11.6★

5/24   22.2★

6/8  25.8★

6/23  46.1★

7/7  61.0★


■CA19-9 (上限37.0)

2013/6/17  5.3

(中略)

2014/9/2  6.4

11/4  7.0

12/16  7.2

2015/2/17  7.4

3/31  8.1

6/9  8.2

7/21  8.9

9/29  9.8

12/8  10.4

2016/1/26  10.5

3/8  12.8

4/25  13.2

5/27  16.4

6/17  14.3

8/16  10.8

11/8  14.1

12/20  19.0

2017/1/17  22.8

2/14  16.7

3/21  12.0 

4/18  15.0

4/25  15.4★

5/24   32.3★

6/8  17.0★

6/23  19.5★

7/7  21.2★


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さて、今回の治療が奏功していないと仮定して、次の治療については、現状では特にこれといった治験がないので、標準治療(ロンサーフかスチバーガ)になるとのこと。


ただ、標準治療にはなっていないものの、ロンサーフ(TAS-102)+アバスチン(ベバシズマブ)を実施する医師が増えて来ているとのことでした。


下記ですね。


◆標準治療不応後の切除不能進行・再発大腸癌に対するTAS-102とBevacizumab併用療法の医師主導第I/II相臨床試験 (C-TASK FORCE)

(GI cancer-net)

http://www.gi-cancer.net/gi/report/beirinsyo2015/report/3544/index.html


上記によれば、「過去に行われたTAS-102単剤の試験であるRECOURSE試験ではPFS中央値2.0ヵ月、OS中央値7.1ヵ月(中略)。これらと直接比較することはできないものの、本試験でのPFS中央値5.6ヵ月およびOS中央値11.2ヵ月は、両試験よりも延長していることから、本試験結果に注目が集まった」とのこと。えっ、すごいじゃん。


もし、皆さんがロンサーフ単剤でやっているとしたら、そこにアバスチンを追加するように、先生に頼んでみて下さい。


これ、どこかで聞いたことがあるなあと思って、自分のブログを調べてみたらしっかりありました。さすが、はるもち(笑)。自画自賛。


◆ASCO2015で発表されたこと

(2015年6月3日のエントリー)

http://ameblo.jp/harumochi555/entry-12034573353.html


◆TAS-102とBevacizumabの臨床試験について

(2014年10月18日のエントリー)

http://ameblo.jp/harumochi555/entry-11940842124.html


「ロンサーフやスチバーガは、PFSがたかだか2カ月なんだよなぁ、心もとないよなぁ」と思っていましたが、なかなか捨てたもんじゃないですね。


診察では、さらに下痢を抑えるためにロペラミドに加えアヘンチンキが処方されました。文字通りアヘン含有です。何だか麻薬漬け(笑)。


◆アヘンチンキ

http://www.interq.or.jp/ox/dwm/se/se81/se8113001.html


液体の薬です。早速飲んでみましたが、草のような味がしました。美味しくはありません。