※(2014.06.04追記)
ASCO 2014で、本件に関する否定的な試験結果の発表がありました。詳細は下記をご参照下さい。
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TS-1+アバスチン療法9クール目の2日目、好調です。

脚全体に筋肉痛のような疲労感がありますが、昨日のウォーキングのせいかも知れません。でも、いつもよりスッキリ感があります。やはり倦怠感や疲労感には、運動がいいのかも知れませんね。

今日は久々に出社しました。今年いっぱい休職を延長しようと考えており、関係各位に事前にご相談。ご快諾いただけました。本当にありがたい限りです。

さて、ちょっと古いネタなのですが、気になったのでメモ。KRAS変異型でも、セツキシマブが効くという話題です。

◆KRAS変異陽性の切除不能大腸癌患者でもG13D変異型ならセツキシマブに反応する【ASCO2011】
(2011年6月6日、日経メディカルOnline)
上記の記事によると「G13Dを有する患者は、野生型の患者と同様にセツキシマブ追加により利益を得られる」そうです。

また「絶対利益は野生型より小さいが、G13D変異型は野生型ほど化学療法に反応しないため、セツキシマブ追加によって上乗せされる利益、すなわち相対的な利益は野生株と同レベルである」とのこと。

3月11日のエントリーでも書きましたが、保険が適用されるKRAS遺伝子の検査は、エクソン2のコドン12と13。昨日主治医に確認したところ、G13Dはコドン13なので保険適用の検査になるとのこと。セツキシマブ(アービタックス)やパニツムマブ(ベクティビックス)による治療を視野に入れている大腸がん患者は、検査を受けているはずです。

主治医には「あなたはKRAS野生型なので関係ないよ」と言われちゃいました。そりゃ分かってるんですけどね。

とにかく、KRAS変異型でもG13D変異型は、セツキシマブが有効です。もちろん皆さんのお医者さんは、そんなこと分かって治療にあたってると思いますが、念のため。