今日は外来で、血液検査、診察、化学療法5クール目の開始でした。

血液検査は、白血球数3300で基準値は下回っているものの想定内。赤血球数、ヘモグロビンなども骨髄抑制で下がって入るものの想定内。総ビリルビンも1.7と基準値を上回っているものの想定内。5クール目継続となりました。腫瘍マーカーも順調です。

■CEA (上限5.0)
6/17 22.9
7/2 27.5
8/13 16.9
9/24 4.1

■CA19-9 (上限37.0)
6/17 5.3
7/2 5.5
8/13 6.0
9/24 7.8

診察では9月18日のCTの結果を聞きました。抗がん剤がしっかり効いているとのことで、まずは一安心です。本当は「消えていて」ほしかったのですが、そこまで我儘は言えません。

肝臓1 6月17日


肝臓1 9月18日
 

肝臓2 6月17日
 

肝臓2 9月18日
 

リンパ(大動脈横) 6月17日
 

リンパ(大動脈横) 9月18日
 
※ほどんど判別がつかない程度に縮小しているようです。

リンパ(鎖骨) 6月17日
 
※血管が腫瘍の影響で向かって左側に追いやられています。

リンパ(鎖骨) 9月18日
 
※ほとんど判別がつかないくらいに縮小しているようです。

今後の治療を医師に確認しましたが、基本的には「維持療法」とのことで、手術などはせず、抗がん剤でがんと闘っていく方針のようです。がんが「なくなることはない」と、はっきり言われちゃいました。下手な期待は持たせないという徹底した態度を貫く先生です。確かにあり方としては正しいですよね。

オキサリプラチンによる副作用をどうコントロールするか、また、副作用が不可逆になるので、いつオキサリプラチンをやめるか、がポイントだと考えているようです。幸い、オキサリプラチンの副作用があまり酷く出ていないので、すぐには中止を考えなくてよさそうです。アバスチンの副作用は降圧剤で血圧のコントロールさえできれば、オキサリプラチンに比べたら取るに足らないものと一般的に考えられているようです。

今日の化学療法の点滴は、下記。前回と同様です。点滴は左手に打ちました。前回は内側の血管だったので今回は外側の血管にしました。

点滴
デキサート3.3mg(アレルギー止め)
アバスチン480mg
アロキシ0.75mg(制吐剤)
エルプラット180mg

 
また、今回処方された飲み薬は、下記の通りです。TS-1、オルメテック、アムロジン、デカドロンは前回と同じ。激しい頭痛があったことを伝え、ロキソプロフェンを処方してもらいました。抗がん剤や降圧剤とは、まったくバッティングしないようです。

■飲み薬
TS-1 25mg / 1日2回2C / 14日
オルメテック 10mg / 1日1回1T / 21日
アムロジンOD 2.5mg / 1日1回1T / 21日
デカドロン 0.5mg / 1日2回4T / 3日
ロキソプロフェン 60mg / 頓服 (頭痛薬)
レバミピド100mg / 頓服 (頭痛薬服用時の胃薬)

尚、降圧剤は上が110を下回り、ふらふらしてきたりなどしたら中止せよとのこと。130や140ならば飲んでくださいとのことでした。抗がん剤に対して腎臓を保護する機能もあるので、その意味でも飲んだほうがいいとのことです。ふーん。

ちなみに、降圧剤のメーカーは最近「120を超えたら高血圧。10年後に病気になるリスクが高まるから降圧剤飲んだほうがいい」などと言っているらしいです。商売商売。医師の間では少し前までは150くらいまでは気にしなかったそうですが、最近は130ならば高血圧・・という程度の認識に下がってきているとのことです。
 
さて、今日の副作用。

血管通は、点滴を打った左手はそこそこ激痛(ヘンな表現ですね)とも言えますが、前回ほどではありません。痛みに慣れたのかもしれません。左手の肘から下の部分だけが痺れています。肩までの痺れはありません。夜から、冷たい水を触ると冷感があります。冷たい水が喉に引っかかるようになりました。今回は症状がでるのが早いです。

少し悪心があります。食事をしたらさらに気持ち悪くなりましたが、吐きそうというほどではないです。全身に疲れもありますが、化学療法中に寝ていて寝疲れ(笑)かも知れません。また、前回同様、風邪に似た症状があり、くしゃみと鼻水がでます。アレルギー反応か何かかもしれません。前回と同様であれば、明日には治まっていると思います。

CTの結果がまずまず良いものだったので、帰りがけに病院のスタバで一人でプチ祝いをしました。コーヒーにドーナツ。砂糖とかショートニングとか精製された小麦粉とか・・食事療法的には良くないものだらけですが、ま、そこはご勘弁を。




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