ミニショップの廃止(8) -選択肢の多すぎたアンケート | はるぶーのマンションヲタクな日々

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マンションのモデルルームがあるとたとえ外国でもふらふら入ってしまったり、
管理組合の理事会には思わず立候補する人って多いですよね。(多いはず)
なのにあんまり管理組合の苦労とかのブログって見ないので立ち上げてみました。

調査結果や、アスクへの各種見積もり結果を受けて
理事会でえんえんと検討。
 
①男・DINKS派は、弁当等サービス拡充・時間延長かいっそ廃止
②女・子持ち派は、午後の時間を中心に有人店舗の継続

で、人数比もかなり拮抗していてなかなかうまい妥協点がない。
 
 理事会で同時期に問題になっていたのは、場合によっては
ミニショップの店員が2人でおしゃべりしている時間帯に、
管理事務室のカウンターが無人状態になっていることが多い
というもの。
 うちのマンションは車どめがないとかで生協の車や工事の車両
がきたりすると、バリカーをその都度あけてあげないといけない
とかで、管理人さんが1人の時間帯に呼び出される頻度は非常に
高くて、いつもカウンターが無人で相談だの、一時利用駐車場の
借り出しにいくと空ぶりするという苦情はとても多かった。

#優秀な管理人さんがいつもいて、相談に乗れてガス抜きも
できるというのはメガマンションでは必須の条件。
 おかしな話で、もともとアスクは、”コンシェルジュ”
サービスが得意な筈なんだから、その時点で受けている宅配便
などのほか、駐車場や、共用施設の予約などの定形業務を
はじめっからアスクが全部受けて、理想的にはミニショップ
と管理事務室カウンターが隣あっていればなんの苦労も
いらなかったのに....
 どうもそうするつもりで、あとから管理に直接関わる部分は
最後の瞬間に管理会社担当にした気配がある。
 カウンターは18時閉まりなのに、ミニショップは21時まで
とかなっていて、どうも時間だけキープして定形の業務を
カウンターに移動してしまっったから、カウンターは昼休み
もあれば、18時に閉まってしまうとか、共稼ぎの人は平日全く
使えなくないってのは、500戸のマンションとしては平均以下
でしょう。

 
 これを解決するために、私が提案したのは、有人店舗を廃止
して、極力もとあったサービスは管理事務室カウンターに
統合するというもの:
 
[1] 管理人を1人増員して、週7日08:00-19:00昼休みなしで
 カウンターへの1名常駐を確約するように管理会社との
 契約を変更する。いつでも管理人さんに会えることが保証
 可能になるほか、カウンターのオープン時間は2時間伸びる。
 (月20万ちょっとで年250万ほどの費用発生)
 
[2] 今ショップで受けている、宅配便受けは管理会社は
 コミッションはいらないといっているので、カウンターへ移管。
 ほか今はないクリーニングの受付サービスも実現を図る。
 水やお米などのかさばる物販の予約販売も移管する。
 
[3] 一方で、AM/PM(今ファミリーマート)の自販機型コンビニ
 を導入して、おにぎり・サンドイッチなどの日販品の扱いを
 新規に開始、今の店舗の物販としての機能は極力残し無人化。
 (よく、病院とか工場とか24時間でシフト勤務のいるとこの
 休憩スペースに導入されている)
 ーーーただ病院とかだと、無償化してもやっていけるらしい
 けど、月6万円ほどの運営費の補助がそれでも必要という交渉
 結果になった。焼きたてパンはなくなるのはいたしかたないと
 して、次に売上の多いアイスクリーム自販機もちょっと難しい
 と。まぁ仕方ないかな。 このアイデアは1期の書記だった
 人が探してもってきてくれた。

 
[4] 上記2サービスに必要な年300万円は、現行の有人店舗の
 契約廃止に伴う年910万円で補って、差額の年600万円は、明示的
 に必ず修繕積立金に毎年振り返ることを、同じ総会議案で
 提案する。
 
というもの。 最終アンケートでは、そこまでの結果から、
全く現状のままをもってよしとする人の割合は1-2%にまで押さえ
こんでいたので、これを合わせ技で比較的理事会おすすめの
一つの案(案C)とした。 このほかに、
単に店舗をなくして、[1]-[3]は導入しない900万まるまるカット案
(案D)に加えて、有人店舗を残すけれども、営業時間を大幅に
短縮する案
 案A : ミニショップ存続 年間コスト400~490万円
     運営時間10:00~19:00(週休1日)
 案B : 案2:ミニショップ 年間コスト300~350万円
        運営時間平日10:00~18:00(休憩1時間週休1日)
の2つの案とで、4案を併記してアンケートに問い直した。
 
 ”平日”の8時開店は実質的に9時までパンは買えないので、
案A/Bは、実際に顧客数の多い時間を残したもの。
 もともと”焼きたてパンが朝食に食べられるかも..."という
夢をもってマンションを購入した人が多かろうということを
考慮して、存続派の理事の発案で週末だけでも最初に思っていた
通りにしましょうねで土日だけは朝7時程度に開店して、パンを
焼いて8時には提供可能にするという可能性を残すために、
金額には少し幅を持たせている。せめて週末は早く開店
しましょうは、結構これはこれで支持が得られそうだった。
 
 アンケート結果は、実に4つにかなり均等に分かれて
しまって大失敗。
200人近くの回答は第1希望で
 A案: 有人店舗存続 半額程度にカット 15%
 B案: 有人店舗存続 1/3程度にカット  25%
 C案: 自販機型コンビニ+管理員増員   35%
 D案: 単にずぱっと有人天日廃止    25%

第2希望となるとほぼ4案とも拮抗している
と票が大きく割れる結果に.... (x_x)
 
 500戸近くあるとアンケートをやって集計するだけで紙でも
実施すると1月はかかる。ここまで1年近くすったもんだして
きていて、2月先には臨時総会でなにか決めないと、また1年
自動継続で契約が伸びるのを3月前解約通達の契約条件だから
回避できなくなる。
 
 この結果を見ている理事会でどう議案化するか決めないと
いけないんだけど、理事20人に事前に意見伺いした結果も
実に 3:5:7:5と500戸の分布と全く同じに分布していて、
そこからなにかを議案にしないといけない....
 
 次回理事会内で大紛糾編。ここまで意見が割れたことは
この4年間一度もなかったなぁ....

 
# アンケートはできるだけ YES/NOで総会みたいに
 選択させるべきで、
あんまり選択肢の多いのは作っては
 いけないという当たり前な教訓を得たのであった。

  強引にすすめるなら選ばせたい選択肢を最初にもって
 くるけど、総会で通らなくても仕方がないので紙でも
 実施とか割とフェアーにやったつもりではある。

 

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