『的外れの安藤至大委員の主張』は的外れだった | はるぶーのマンションヲタクな日々

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マンションのモデルルームがあるとたとえ外国でもふらふら入ってしまったり、
管理組合の理事会には思わず立候補する人って多いですよね。(多いはず)
なのにあんまり管理組合の苦労とかのブログって見ないので立ち上げてみました。

  大分前に書いた、
 『『的外れの安藤至大委員の主張』は的を射ているか?』
 http://ameblo.jp/haruboo0/entry-11221619598.html
の続編。
 そのまた大分前に書いた
 『第三者管理議論に怒る高管協の本当の狙い? 』
 http://ameblo.jp/haruboo0/entry-11182862985.html
に連なる、国交省の”マンションの新しい管理に関する検討会”における
第三者管理に関わる議論についてです。
 
 この検討会、”マンションについて語り合う”検討会が、自分の議事録も
出してないのに上から目線で、理事会が機能してないマンションの救済策なんて
検討できるのかという苦情(?)が通じだのかようやく議事録が公開されていて
ここから4月までのが添付資料こみで読めます。
 → http://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/house/jutakukentiku_house_tk5_000013.html

 
 さて、業界紙記者 牧田司氏の記事による安藤委員批判
  http://www.dai3.co.jp/rbayakyu/24th/times/news137.htm
   http://www.dai3.co.jp/rbayakyu/24th/times/news104.htm
 
はこの議事録側が正しいとして妥当かどうかというと....

 

 発言の微小部分に過剰反応していて、発言趣旨全体をとらえた上で、批判を
しているものではないので、私の判定は、

 『的外れの安藤至大委員の主張』は的外れ

 

です。全体を読み比べた上で判定を下してもらうしかないので、
各自の判定は読んで比較してもらいしかないと思いますが、
私が読んだ結果は、
 悪意があってわざと歪めているか、
 それとも単に話の内容を理解する能力がないのか

のいずれかではないかというもの。
 
 この牧田記者の記事は、マンションモデルルーム訪問編とかでは非常に参考に
なる(特に坪単価予測や、売れる売れないの予測判定などは山ほど見てるだけに
まずはずれがない)もので、そこには敬意を払うものの、今回の記事は”ハズレ”
であると認定せざるを得ない。
 
 2点具体的に問題とされていた部分

 

[1] 『マンション管理会社と管理組合の関係をプリンターを安く納入して、
  その後納めるトナーで儲けることに例えたり』と記事にはありますが、
  元の発言は管理会社が管理者を兼ねた場合の話をしています。
  批判するのは良いのですが、発言を捏造して叩くのは困るかな。
 
[2]  『私の学生だったら不可をつける』のくだり。記者は怒ってますけど
  議事録では

  以下原文のママ引用
 
 現在、理事会方式が主流だから、専門家の活用はやむを得ない場合に限る、
と述べられています。大学のレポートで学生がこのように書いたら、私だったら
不可をつけると思います。というのは、功罪がきちんと議論されていないからです。
今までこうだったのだから、今後もこうあるべきであると言われても、
なぜそうあるべきなのかが分かりません。これだけ読むと、専門家を導入されると
何か不都合があるのではないかと、勘ぐりたくなってしまいます。

 
 どっちも、議事録の発言の全体の中で読むとおかしなことはいってないですね。
そもそも現状からなにも替えなくていいなら審議会なんか開催することはないわけだし。
 
 安藤委員の、(これも原文のママ)
 
 選択肢が連続的になっていて、その間から選ぶということではないでしょうか。
例えば、区分所有者からなる理事会メンバーだけで全部うまく管理できるという
パターンもあれば、理事会が役割を十分に果たしているが、外部の専門家である
マンション管理士さんなどにアドバイスを求めるという形もあろうと思います。
 そして、もう少し困っているなら理事として理事会に入っていただくこともある
でしょうし、さらに状態が悪いなら第三者管理に行くということもあろうかと
思います。このような連続的な選択の話だったと思いますので、可能ならばその
あたりを資料に反映していただければありがたいと感じました。

 
 のご意見は、『『的外れの安藤至大委員の主張』は的を射ているか?』
で私が書いている意見にとても近いものです。
 
 例えば、規約本則に、第三者の理事への起用は、細則などを定めれば可能
とでもしておいて、初期設定ではたまたまいないが、導入は総会の通常決議で
可能ということにしておけば、特別決議を実施てきないような状況
(例えばメガマンションではそもそも3/4集められないところもあります)
の管理組合でも、改革に乗り出すことは可能になリます。

 今回ので重要だったのは、きっちりと発言内容をおさえた議事録が
でていること。やはり、会議は結果ではなくて途中の経緯を公開していないと
意味がないんだと私は思っています。

 個人的には、第三回でだしてきた、第3回検討資料第10号に対する、
高管協の説明がしどろもどろで、いったいなにをいいたいわけ?と委員の多くに
つっこまれていたのが結構面白かった。。。かな。



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