理事会役員の役員報酬 (5) | はるぶーのマンションヲタクな日々

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マンションのモデルルームがあるとたとえ外国でもふらふら入ってしまったり、
管理組合の理事会には思わず立候補する人って多いですよね。(多いはず)
なのにあんまり管理組合の苦労とかのブログって見ないので立ち上げてみました。

 
 その4の続きです。今回でおしまい。
 
 営繕コンサルの導入のとくにC社と話していて、実際に代表S氏が
推奨していて、大規模マンションに実際にとりいれた実例のある方法は
以下の通り。

 
 とても合理的だと思った:
 
(1)各戸へのアンケートベースで、全戸をA/Bの2グループにわける
 
(2) A: 今のままの管理費 / 理事会役員への就任をいかなる場合でも
   拒否できない
  B: Aより1000-2000円/月高い管理費。理事会役員になれない
   在外の人のほか、余分に払うから、理事会役員なんて面倒なものは
   永久に免除してくれという人もこちら
  -- 差額1000-2000円でだいたい五分五分になる程度に、 お金を払っても
      いいから、輪番とかでたまに回ってくるのでも理事会役員なんぞは勘弁
   してくれ という人は多いらしい 
 
(3) Aの範囲内で、立候補者で埋められない理事を、毎年の抽選で
  必要人数ランダムに抽選で選任する
  (輪番で順番が決まっていると、10年Aで、11年目からBとか 
  いう人が現れるので、一定の確率でいつなるかわからんとする
  しかない)
 
(4) Bの払った差額分は、全額をAから選ばれた人の理事報酬にあてる。
 --うちのマンションだと、1000-2000*250*12=300-600万円/年。
 
(5) これを、労働量に比例して、理事会役員および、諮問委員会の
 役員で報酬として分配する。そこは 20人程度で回しているから、
 平均で、月1.2-2.5万円程度にはなるので、これで時給2000円平均
 にはなる。
  (理事会には3時間。各種委員会も2時間はかかっているから、
  会議にでている時間が半分でもこんなもの;首都圏のマンション
  購入者の平均時給換算収入は統計上4000円を超えているので、
  パート並ではなり手はいない)
  この程度に出すと、結構立候補ベースで数が集まるそう。
 
(6) これでも”理事長”への立候補ベースでのなり手が 現れないよう
であれば、この報酬の過半を、第三者管理 としてのマンション管理士に
よる”雇われ理事長”の 導入報酬に充てる。
 
(7) Aグループに入っている人の、役割拒否・サボタージュへの
ペナルティ条項を同時に制定しておく。
 
 これはこれで徹底していてすごいと思うけど、まだ、私は理事長が
継続的に立候補ベースで(じゃんけんではなく)決まることへの夢は
捨てたくはないかなぁ。 うちのマンションでは私以外にでてきた
ことはないけども。
 
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