左官工事 玄関土間・ポーチ
玄関土間・ポーチと言えば、タイル仕上げが一般的ですが、こんな仕上げ方もあります。
玄関土間は拭き取り仕上げ。
モルタルを練ります。
玄関内部の立ち上げ(断熱材の立ち上げ)部分にモルタルを詰めていきます。
メッシュを立ち上げ部分に入れながら、モルタルで平滑にして行きます。
モルタルに、茶色いドイツの顔料と酸化黄で色を作ってます。耐アルカリのものです。ミキサーで練ります。
土間のレベルを見ながら、モルタル補修します。
練り上げたものを土間に均して行きます。瓦チップも一緒に撒きながら、平滑に均します。
瓦チップを撒いてます。この後、乾き具合を見ながら、拭き取りして仕上げになります。瓦チップが所々、点々と見え、味のある土間になりました。
玄関ポーチは掻き落し仕上げ
外部であるポーチには、モルタルに茶色いドイツの顔料と酸化黄、汚れにくいように防水材と、掻いた時の粗さ調整に、ふるった2分くらいの砂利が入ってます。
上がってくる余計な水分を吸い上げるように、紙とセメントを使ってます。
角が通るように定規を当てて均します。
水勾配を見ながら、均します。ただ平らにするだけでないので、難しいです。職人さんのセンスと技術です。
乾き具合を見ながら、乾山で引っ掻きます。
掻き方で、仕上げの雰囲気も変わります。掻き忘れた部分があると、完全に固まったら、直せません。
職人んさんの目も真剣です。
味のある玄関ポーチと、玄関内部。
壁美師 藤本さんの施工です。
玄関ポーチに掻き落し仕上げって、汚れが目立つんじゃあ?
と、思ってましたが、意外と大丈夫です。
玄関内部・ポーチと仕上げの雰囲気を変えました。
タイルには無い、意匠性があります。外観に合います。
時間が掛かる仕上げですが、玄関は家の顔ですから、こういうのもアリだと思います。
外構が出来るまでは、ポーチの外に、泥除けの人工芝を置いて、泥を持ち込まないようにしました。
汚れた時は、高圧洗浄で洗う事も可能です。
是非、観に来てください。
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