こんばんは。原田綾子です。


先日、勇気づけ教師の会inスイートルーム の時に

ある中学校の先生が

「今まで素敵な先生にたくさん出会ってきた」

というお話をしており、

わたしが昔書いたブログ記事の話になり・・・

今日は、その

わたしが苦手だった同僚の先生の話を書きます。



人は見かけによらない

人にレッテルを貼らない


ということを学んだ

勇気づけられた

教員時代のエピソードです。




2000年頃??の私。


過去記事から引用


・・・・・・・・・・・・・・


ある小学校に勤務していたときの話です。


放課後、わたしを含めた

20代の若い先生たちのグループで

来年度、誰が何年生の担任になるか

予想を話し合って盛り上がっていました。


そしてその次は

誰と学年を組むかの話になり

私はK先生(男性)とM先生だけは

絶対に!!ぜ~~ったいに

一緒に学年を組みたくないと思っていました。


本当に苦手で苦手で

この2人以外とだったら誰でもいい!

とさえ思っていたほど。^^;




そして、

4月初めての職員会議での担任発表。

みんなドキドキ校長先生の発表を聞きます。


なんと!K先生とM先生と私の3人で

学年を組むことになってしまいました。



えっ・・・・!!??o(;△;)o

そんなことがあるのか。


あ、そういえば

潜在意識は否定語を理解しないのだった。笑


K先生とM先生と一緒になりませんように・・・

そう繰り返せば繰り返すほど

「K先生とM先生と一緒・・・」というイメージを

強化してしまうということを後で知るのでした^^;



担任発表の時、焦る私をみて

若い先生たちがニヤニヤ笑っています。


ありえない~~どうしよ~

もう最悪だ~~~!(iДi)

撃沈です・・・




特にK先生は、言葉がとても乱暴で怖くて

笑っているとこ見たことないし

怒ったときは勿論ふだんも不機嫌で怖い。

(もと中学校体育教師。最近小学校にやってきた。)


最悪と思いながら新学期がスタートし

ある日、私は体育館で体育の授業をしていました。


すると、通りがかったK先生が

ドアのところから大声で私にダメ出し。


「そんな下手くそな授業でどうする!

どけ!」


そう言って、子どもを突然指導する先生。


「ほら!こうやると子どもは素早く動けるんだ。

もっと勉強しとけ!」


と、子どもたちの真ん前で怒鳴る先生。


でも確かに子どもたちのやる気を

ぐいぐい引き出す先生の指導は上手い。



でも、なにもあんな言い方をしなくても・・・

と、授業後とぼとぼ職員室に戻ると

K先生が、放課後オレの教室に来い!と。


怖ッ!

お仕置きがまっているのか(恐)




そして放課後教室に行くと


「これ持ってけ!

全部読んどけよ。」


そう言って私に大きなかごを渡し、

中には体育の授業のための本が

たくさん入っていました。

10冊くらい!


「全部やるよ。」


やさしい言葉も

眉間にしわを寄せながら不機嫌に言う先生。

なんだかとっても嬉しくなった私でした。




そしてある日の放課後、会議が始まる前の時間、

先生に呼ばれベランダに行くと

K先生はいつもの不機嫌な顔で

たばこを吸いながらこう言うのです。


「おまえ今年教員採用試験受けるんだってな。

働きながらの勉強は大変だし

今年も倍率が高くて猛勉強しないと受からないぞ。

今日の会議の時間勉強してろよ。」





わたしはK先生の机の左の席だったのですが

先生は自分の机の左に本を高く積んでくださり

(管理職の先生達の席から見えないように)

わたしは、勉強に励んだのでした。笑


そしてこの年、教員採用試験に合格したのでした。



わたしが学校を異動するときも

K先生がお別れ会を企画し

最後にはじめて

子どもたちへの関わりなどについて

ほめてくださいました。

最後に初めて(笑)。


口は悪いけれど

(勇気づけの言葉ではないけれど)

心は温かく親身になってくださり

わたしの心はどんどん勇気づいていったのです。



同じように苦手だと思っていたM先生(女性)も

実はとても温かい先生で

一緒に仕事をしていくうちに

好きになっていき、最後は尊敬していました。



一緒に学年を組むまでは

同じ学校でも関わることも殆ど無く

うわべだけで、好き、嫌い・・・と思い込んでいましたが

近くで一緒に長い時間過ごしてみると

その人の魅力やよい面がたくさん見えてきて

この経験を通して

「この人はこうだ」「この人はこうに違いない」

などと、決めつけることはやめようと思ったのでした。


子どもたちに私は

「一人ひとりみんな輝く一番星☆があるんだよ!」

そう話していたけれど

それは大人も同じ。


それぞれその人にしかないキラっと光るよさがある。



image


そして今は

日々たくさんのお母さんたちと接していて

同じように思うのです。


それまでは、自分のよいところだけをOKとし

そういう部分だけ「好き」としていましたが

アドラー心理学に出逢って

自分の不完全さを受け入れる勇気を持つことの大切さを学び

自分の長所だけでなく、短所も含めて(不完全さも)

自分にOKを出すと

人は他者に自分自身を投影するので

他の人の不完全さにもOKが出せるのだと痛感しています。




あぁ~ 口の悪いこの先生
今どうしているかな??
見かけも超~~怖い先生だったなぁ~^^;


でも優しくて・・・
そんなところもその人らしくて素敵^^




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