こんばんは。原田綾子です。


昨日の記事の続き、

勇気くじき満載だった(笑)昔の自分のことについて

書いています。


自分のことを書くのはなんだか勇気が要りますが

今日も講座で受講者さまが

「ついにブログで話して下さいましたね!待ってました!」

と勇気づけてくださり

FBのほうにもたくさんの「いいね!」とコメントをいただき

勇気をいただいたので、今日も書きます!


ふぅ~~~!!(深呼吸して。笑)







私は大学に入って、暫く休学していました。

自分がこれからどうしていくのか
大学はどうするのか、
いろいろなことがあって、苦しく辛い時期でした。


そんな時
小学校の時の担任の先生が
ふと電話をくださって、
ぐだぐだな私を食事に誘ってくださったのでした。

これはさすがにヤバイと思ったのでしょう。笑
(本当にひどい状態でした・・・)



先生は小学校の校長先生。
先生の勤務する小学校に行き
私は校長室のソファで
職員室にも廊下にも聞こえるくらい大きな声で
おいおいと泣きじゃくっていたのでした。

その頃、体調もとても悪く
心も病んでいたのです。


強い薬を大量に飲み
その日その日をなんとかしのいでいましたが
朝が来て目覚めると、
「また朝が来たのか・・・
朝なんか来なければいいのに」
と、
自分を消してしまいたい衝動に駆られ
それはひどい生活をしていました。

薬を飲んでも、薬が切れればまた辛くなる、
もっと薬を強くする・・・の
負のスパイラルで、いちばんひどいときは
外出もままならず、買い物をすることも
できない時期もありました。

(ただしくは、「できない」ではなく
「しようとしない」
「しないことを選んでいる」でしたね。笑)




その先生は
私たちを担任していた時はとても怖い
体育会系のスパルタ先生だったけれど
そのときは、
ただただ私の話を「うんうん」と聞いてくれて・・・


そして
「ちょっと歩こうか」と
先生は夕方の薄暗くなった校内を案内してくれて
小学校の教員の仕事の話を聞かせてくれました。

そして各クラスの廊下に掲示されている
子ども達の絵を見ながら歩き、
私にこう言ったのです。


「子どもたちの絵を見てごらん。
学級ごとに 子どもの描く絵が違うだろう?
担任のカラーが出るんだよ。
絵に・・・。

ほら、このクラスの子どもたちは
自由にのびのびと絵を描いている。
でもこちらのクラスは・・・
絵は子どもの心理をそのまま表すんだよ。」


その時、私はビックリしました。

本当に、同じ学年でもクラスによって
子どもの描く絵、色使い、力強さなど、
ぜんぜん違うのです。

そして先生は続けました。



「綾子は小学校の先生 ピッタリだと思う!

子どもたちに
のびのびとしたいい絵を描かせられるような
そんな教師になれると思う。


その繊細な気持ちも、
いい意味で役立つと思う。

時間かかってもいい、
迷ったらいつでもおいで。
いつでも応援しているよ。」



こんな状態の私でも教師になれるかと
弱気発言をする私に

「不可能なことなんてないんだよ。
自分がやろうと思いさえすれば。
自分の未来は自分で創れることを忘れないで。」

確かこんなような内容のことを言って下さいました。




・・・・・・・


その日見た廊下に飾られた
子どもたちの描いた絵のことが忘れられなかった私。

子どもたちが枠にとらわれず、
自由にのびのびと色とりどりの
ワクワクするような
自分らしい絵。

絵を見ただけで、クラスの様子がわかる気がした。

担任の先生のあったかな子どもたちを包む込む心が
子どもたちに安心感を与え、
子どもの心を解放しているような、そんな感覚。

懐かしい学校の匂い。

大好きだった先生のことを思い出したり
誰もいない夕暮れの校舎だったけど
昼間の子どもたちの元気な声を想像すると
ワクワクしたのを覚えています。



・・・・・・・・・・

小学校1年のときの担任の先生が
若い女の素敵な先生で
その先生にとても憧れていた私は
将来、先生みたいな先生になりたいと
心にそんな想いを秘めていました。
でも私は、先生が大好きなのに
先生のそばに行けない。

恥ずかしい。

みんなみたいに
「先生!」って近くに行って話してみたい!!

わたしは先生の周りに群がる友だちたちと
距離をとり、遠くから見ているだけの
そんな子どもでした。



通知表にはいつも
「もっと積極的になりましょう」
とか
「答えがわかっているのに挙手をしない」
とか
「消極的」
とか
そんな文字が書かれていた
小学生時代。



なんと、
わたしが教員になって遠足に行ったとき
この女の先生と
遠足先でバッタリ再会したのです!!

私も子どもたちと連れて歩いていて
先生も子ども達を連れて歩いていて・・・

向こうから「綾子ちゃん!」と
そう声をかけてくださったとき
涙が出そうでした。

20年近く経っているのに
覚えていてくださったなんて・・・。

そこでやっと言えたんです。

「先生!
先生が大好きで、先生に憧れて、
小学校の先生になりました」

と。

子どもたちは、
わたしが涙を浮かべているもんだから
びっくりして、
わたしの顔をまじまじと見ていました。笑


人前でしゃべれなかった子が
人前でしゃべる仕事をするようになるなんてね。

目の前の子どもは(今の自分も)過程形で
完成系ではない。

無限の可能性を秘めている
すばらしい存在。

いつでも忘れたくない・・・



・・・・・・・・・



話を戻して・・・

子ども達が、
色とりどりの、のびのびとして
子どもらしい素敵な絵を描く
そんな学級経営をしてみたい。

自信もなにもなかったけれど
それから暫くして私は
休学していた大学に戻り
教師になることを選んだのでした。

通院しながら、体力的には大変でしたが
あの日見た絵のことがなんだか忘れられなかった。


一日中笑顔が溢れるような教室にしたい!
みんなが安心できるような楽しい場所に。

そして子どもたちと一緒に自分も学び
幸せな先生になる!!



でもね、そこからがまた大変だったのです。
いろいろありました。

わたしは当時、大学の心理学の先生の紹介で
(先生の友人がいるということで)
東○大学付属病院の心療内科に通院し
心理カウンセリングを受けていました。

でも、なかなかよくならない。

心の傷が深まるばかりで。

他の場所にも行ったけれどだめ。
ちっともよくならなかった。

その理由は今ならよーーくわかります。

原因追及の(古典フロイト心理学の)
カウンセリングを受けていたから
いつまでたっても改善しないのです。

原因を追及していると
どうしても過去の話になり
あれが悪かった、これのせいだと
犯人捜しをしてしまう・・・

そして、小さい頃の頃を指摘されても
過去には当然戻れず
やりなおしもできない。

あの頃、
アドラー派のカウンセリングを受けていたら
どんなによかっただろうと思ってしまいます。




そして、専門的に
大学の教育学を学べば学ぶほど
自分を否定されているような気がして
「教育」というものを知りたくなかった。

ここからまた
暗い日々が始まります。

ここには書けないような
出来事もたくさんありました。

高層ビルの上に何度立ったことでしょう。

下を見下ろすたびに思うのです。

でも、やっぱりそんな勇気はない、と。



死にたいと思いながら
ふらふらと街をさまよっていた池袋の街で
今では「勇気づけ」の講座を開催しているとは
本当に笑ってしまいます。笑

余談ですが、当時
「尾崎豊」にハマっており
いつもヘッドホンで彼の歌を聴きながら
「なぜ学校に行くんだろう」
とか
「上下関係の支配の教育とは・・・」
とか
真剣に考え悩んでいました^^;





あの頃の私に言ってやりたい。

「あなたは、今こんなだけど
未来に、ここで人に勇気を与える講座を
数え切れないほど開催するんだよ。」

「あなたまだやれることいっぱいあるよ」
と。

(死ななくてよかった~~!笑)





私は放課後、大学のあらゆる図書館にこもり
家族心理学、家族社会学の本や
精神疾患の研究論文を読み漁り
なぜ私がこうなってしまったのか
原因追及をしていました。

そしてそれを知れば知るほど、苦しくなり
精神不安定な状態が続きました。

人を責め、自分を責め
恨み、辛みで生きていました。

病状は悪化するばかり。

医者からは、
教師になるのは絶望的と言われ
また泣きました。

「そりゃそうだよね、
こんな人間が
人を育てる立場になんてなれっこないよね。

わかってるよ。
でもどこかで信じているんだよ。

諦めたくないよ。
でも、こんな自分じゃ無理だよね。

どうしたらいいの!?

教師になれないなら
教育学部に通ってる意味なんてないじゃん!」

病院帰り、蒲田の駅で彼氏に大声で
泣きながら話したことを覚えています。

そしたら彼が
驚くことを言ったのです。




~続く~




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