昨年から少しずつ打合せを重ねて
ようやくあるひとつの”作品”が出来上がりました。
活版印刷の名刺です。
肌触りと風合いが温かな活版印刷で
名刺を作ることは、私の夢でもありました。
表にはマンダラの模様を散りばめ、
裏には工藤祐輔さんの美しいカリグラフィーで
名前を入れていただきました。
それらのレイアウトは、イラストレーターの
中本優さん に。
そして、ハイデルベルグという
機械を使った活版印刷は
明晃印刷の高崎健治さん が行ってくださいました。
何とも贅沢な名刺です
(このメンバーはあの活版クリスマスカードの
コラボメンバーでもあるのです )
数日前、実際に活版で印刷される工程を
見学に行きました。
↑印刷の元になる版です。これを機械につけます。
↑左の写真はインクの調合。
微妙な色合いをまずここで調節。
右は機械につけた先ほどの版です。
ハイデルベルグという機械で、 一枚一枚刷っていきます。
手作業に近いのです。
こうして、表と裏が刷り上りました。
細かな位置の調節と微妙な色合いが見事です。
こちらを業者さんで美しくカットしていただきます。
普段、カラーでマンダラを描いている私は、
インクの微妙な色合いや
文字をどの色にするかなどを、
悩んで悩んで決めました。
色について、ここまできめ細やかに
対応してくださる印刷所は、他にはないそうです。
細かな模様や名前の位置の調節。
ちょうど良い濃さにするための2度刷り。
手のかかるお仕事の過程と
丁寧な”職人の技”をこの目で見ることが出来たのは、
大切な経験となりました。
出来立てホヤホヤの名刺が、昨日届きました
お世話になった高崎さん、優さん、工藤さん、
本当にありがとうございました
お読みいただき、ありがとうございました