妹の出産エピソード② | 気ままに手作りな日々

気ままに手作りな日々

主に手作り石鹸に関する事や日常の日々などを気ままに書いています。

朝、6時頃・・・

「分娩室まで来て下さい。」


看護婦さんに言われまた色々用意するんだろうなぁ・・・とちょっと不安になりながらも分娩室へ。


陣痛は相変わらず続いていましたが、体が硬直する事も、立てない位の陣痛が来る事もなく

『今回も楽に産めるかな・・・』

とドキドキしていました。


「あとちょっとですが、このまま様子見ましょうか。」


助産婦さんが色々調べている様子でした。

何をやっているかは全然見えませんでした。


しばらくして

「そろそろ旦那さん呼んで来て。」

と助産婦さんが看護婦さんに言いました。


お腹が張ってくるのが段々キツクなり、腰がだるいどころではなく

痛みがグッグッと来る度にお腹が張り

「イタタタタタ・・・・」

と声に出てしまいます。


痛みがこない時は側にいる旦那はお姉ちゃんとビデオで遊びながら

旦那「ママやで~。ほら頑張ってるで~。」

子供「はい、チージュチョキ


など、お姉ちゃん中心にすごく和やかでした。



それが段々と激しく、間隔も狭まってきて突然


「う~ん!!!」


といきんでしまいました。

頭ではいきむつもりは全くなかったのですが、予想もしていなかったこの本能にまかせてしまい


「何してるの!!!いきんじゃだめでしょ!!!むかっ


と思いっきり助産婦さんに怒られてしまいましたなく


それから本格的にお産が始まり、もう余裕なんてありませんあせる


痛みに耐える声も、段々大きくなって・・・・


「赤ちゃんが出てくるのに痛いとは言わない!赤ちゃんは聞こえてるのよ!」

「いきんだら赤ちゃんに酸素がいかなくなるからいきまないでね!」

と怒られっぱなしでしたガーン

「ふ~~~~~~。ふ~~~~~~。」


助産婦さんの呼吸に合わせて


「ふ~~~~~~。ふ~~~~~~。」


「イタ・・・くない大丈・・ぶ・・・はぁ~~~!はぁ~~~~!ふ~~~~っ!ふぅ~~~~っ!」


痛みが来るたび


『痛い!!!』


と思いながらも叫べない。叫んだら怒られる。


赤ちゃんが可哀想・・・って言うよりこの時は助産婦さんが本気で怖かったです。


何回痛みが来ても赤ちゃんが出てきてくれない、痛みは段々エスカレートして目が開けられなくなって・・・


「お尻!逃げないでおりてきなさい!」


「はい!はい!」


気持ちは下がっているつもりでしたが全然下げてなかったみたいでした。


『いきみたい!いきみたい!いきみたい!!!悔し泣き


私の頭の中はそれだけでいっぱいでした。


「あんた全然下がってきてないよ!むかっちょっと、そんな呼吸したらあかん!」


助産婦さんも必死に私を誘導しようとするけど、私の頭と体は痛みで言う事が聞きません。


必死でいきみをにがしていると赤ちゃんの頭の出口を押さえられ


「あんたそんな呼吸したらあかんって!あかちゃんがびっくりする。」


出口を押さえられた!!!

ってすぐわかり一瞬パニックになりました泣


「○○さん、良く聞いて!ちゃんとお尻下げて足広げ」

「そんな呼吸の仕方したらあかん、目を開けてゆ~っくりな」


怒り口調で静かにモノを言う助産婦さん。


何するねん!鬼っ!!悔し泣き


思いっきり怒鳴りそうになりましたが、


まず手を放してもらわんと産めないっ!!!


と必死でした。


何回も同じ事で怒られながらやっと何とか気を持ち直し、


「ふう~~~~~~、ふう~~~~。」

と何回か助産師さんと一緒にまた繰り返し


「はい、今から頭出てくるから力いれんといてな。はい、ふわ~~~~・・・」


看護婦さん「今、力いれないでね~。赤ちゃん頭でますからね。」


「はい、足広げて足広げて・・・・」



「今、頭出てますよ~力いれないで~」

「はい、出てきますよ・・・」


・・・・・


「ンギャ~!!・・ウェ・・ウェエ・・・ンギャ~~!!!・・・」


ブリッ、ブハッぼんっ


妹が誕生しました。


体が出ると同時に、この子は泣き声を上げていました。


「はい、産まれました!おめでとうござます!」

『やっと出た・・・・なく

「よっしゃ音譜

「おおお~。」

旦那とおねえちゃん小さくつぶやいていました。


私が余裕がなくなって必死になっている間、お姉ちゃんは黙って赤ちゃんが産まれて来るのをじぃ~っと見ていたそうです。

赤ちゃんが産まれて、看護婦さんに

「妹産まれたねぇ。お姉ちゃんになったよ~。」

と言われても何も言わず指しゃぶりをしていました。


今回も旦那に最初に抱っこしてもらいたかったんですが、今回はビデオ+お姉ちゃんで無理だったので私が最初に抱っこさせてもらいました。

私が抱っこしている間、近くで見たかったのか

「抱っこして~!」

とパパにせがみ、間近であかちゃんを見つめていました。

「可愛い?」

私が聞いても赤ちゃんに夢中で何も返事をせずじ~っと見ていました。


お姉ちゃんは今現在もその時の事は良く覚えています。

「またいつか赤ちゃん産まれる時一緒に見る?」

と聞くと

「うん。」

と言っています。


今回は病院について7時間、分娩台に上がって4時間半で産まれました。

安産だったけど今回は色々疲れました(^_^;)