ガレージアクティブさんのフルカーボンＧＴ-Ｒが、
先日のオートサロン出展から帰ってきたということで、
北九州にある工場に実物を見学に行ってきました
ＴＡＳで現車を見られた方も多いと思いますが、
こうやってじっくり見せてもらうと、画像で見るよりも１００倍かっこいいです♪
カーボン柄のかっこよさは当然なんですが、
やっぱり、考え抜かれた前後フェンダーのデザインが最高ですね！
例えば、ボンネットや屋根、トランクやスポイラー類など、
すでに他社で製品化されているカーボンパーツがあるのは承知の上で、
クルマに取り付けたときのカーボンの織り目を揃えたいがために、
全身の外装パーツをオリジナルで製作したという拘りようです
給油口もフェンダーラインに合わせて自然なカタチになっていますし、
簡単に綺麗に開け閉めも可能です
本来広がるはずの隙間や、フェンダーの裏側の処理もきっちりされています
内装も本革をふんだんに使って張替えたり、新品パーツを使うなどしっかり手が入っています
カーボン模様を残してクリアー塗装された方はストリート仕様
そして、この青いカラーリングの方がドラッグ仕様です
エンジンやミッション、ボディ補強や内装が別仕様になっています
ベタベタに見える車高はスマホで操作するエアサスで簡単に上下できます
その作動の早さ、スムーズさにもちょっとビックリしました
最近のエアサスは、かなり良くなっているみたいですね
青い方も、よく見るとカーボン模様が透けて見える渋い塗装がされています
あのパガーニでも使われている塗装方法だそうです
これも、画像で見るよりも実際に見る方が凄くかっこいいです
エンジンやミッションもしっかりドラッグ仕様に変更されています
青い方はスポット増しやロールケージの固定箇所の増設など
より念入りにボディ補強されているそうです
ＢＮＲ３２のノーマルフェンダー車と並べて見てしまうと、
ノーマルの方は、まるでタイプｍみたいに見えてしまいます
外装パーツのカタチはすべて純正に準じた形状にされているそうです
ボルト止めするところも純正同様です
溶接はできないので、そこは接着剤を使われるそうです
全身カーボンとはいえ、強度もしっかり考えられているので、
正直、軽量化という点では、メリットはないかもしれません
しかし、そのデザインとカタチにとにかく価値があると思います
ＢＮＲ３２の新車時代から３０年
これまでいろんなエアロキットやその実車を見てきましたが、
これほど自然でかっこいいデザインはありませんでした
フロントフェンダーの造形なんて、本気で感動しました
ノーマルのキャラクターラインも残しつつ、デブにならないように、
筋肉質な感じのワイドさをうまくカタチにされているなって・・・
ちなみに、ボディキット、フルセットの部品価格は３８０万弱（税込）
色や仕上げ方にもよりますが、工賃込みで５００万弱で全身カーボン化が可能です
金額だけ聞けば高価ですが、
何もないところからこれを５００万で作れといわれても難しいでしょう
新車のＲ３５を買えるような方には、むしろ安く思えるのかも
内装や、エンジン、足回りやホイールなんかまでやればもっと金額は上がりますが、
それでも、凄く魅力的です
ちなみに、ＴＡＳでも沢山質問されたそうですが、標準ボディに使えるパーツはないそうです
テールランプのベゼルのような小さなパーツもしっかりワイド化されています
標準ボディにつけれるサイズで、このサイドステップやフロントディフューザーを作って欲しいなんて話もしましたが、
そうするとデザインが崩れるし、大量に出回れば満足感も減少するでしょうし・・・
いろいろ難しいところですね
公認関係もほぼ問題なく、必要なのはサイドから見えなくなるウインカーの対策くらいだそう・・・
個人的には、ボンネット、トランク、屋根は純正のままで、前後バンパー周り前後左右フェンダー周りをワイドにできたらいいなあって思います
もちろんそのときは、純正ガンメタに塗ってｗ
なんて淡い夢を想像しながら、
現実的には、あのドアミラーのリリース時期だけ確認をして工場をあとにしたのでしたｗ