今から8年ほど前に、あるメーカーから
オリジナルのECUが発売になりました
いわゆる、フルコンってやつですね
(ECU = エンジン コントロール ユニット)
ちょうど、アペックスのパワーFCが発売になった頃です
その頃、チューニング雑誌にも少し紹介されていた記憶があります
当時の花屋の印象は、値段が高いパーツ・・効果は???
というものでした
実際、パワーFCやVプロのようにメジャーになったわけでもないですし
GT-Rに取り付けたという話も聞いたこともありませんでした
ところが、5年位前にGT-Rのオーナーズクラブに入った頃
そのECUを使っているクルマに出会いました
それも数台・・
当時の花屋号は、エンジン、タービンノーマル、ブーストアップ(1キロ)
吸排気パーツ交換+現車合わせCP、のどこにでもいる仕様でした
知り合ったうちの一台は、ほとんど花屋号と同じような仕様でしたが
コンピューターは、その幻のECUを使っていました
一緒に高速を走ってみてびっくりしました!
加速が全然違うんです!
『何で速いの???』
当時の花屋は全然理解できていませんでした・・
圧倒的に違うと言うわけではありません
でも、確実に自分のクルマより速いというのがわかります
中間加速~高速域まで・・
後で聞いたことですが、同じような仕様なのに
最高速で20キロ!!ほども開きがありました
『ECUとセッティングした人が違うだけで、こんなに違うんかな??』
いや、それまでの花屋号もそれなりに速かったんですよ
ブーストアップ仕様としては、まあまあの速さだったはずです
でも、幻のECU仕様のクルマはもっと速かったんです
そして、それがエアフロレス仕様だったということに気付くのは
少し後になってからのことです・・
これも後になってわかるのですが、数が少なかったのは
そのECUを使いこなすのが難しかったから・・
逆に言うと、使いこなせる人がほとんどいなかったから
それは、このECUがダメなパーツだったというわけではなく
レベルが高すぎて、普通のチューナーが手を出せない
そのくらい凄いECUだったということです
当時、メーカーの方も誰もが使いこなせるとは考えて
いなかったらしく、パソコンを使ってのオンラインでの
データの書き換えなどのサービスを提案していたようです
ちなみに、このECUはグループAのイメージが強いので
R32 GT-R用だと思っている方も多いようですが
実際には、R33 GT-R用として開発されたようです
この資料にも、そのように書いてあります
で、何がそんなに凄いのか!?
・・続きます