幻のECU(2) | 花屋とGT-R

花屋とGT-R

GT-R☆FREAKS
NISSAN SKYLINE GT-R
BNR32 銃銀 (1994) 
【ENNGINE】
 lartefice SPL
 BCNR33 N1spec改
 REIMAX street cam
 HKS piston
【TURBINE】
 BNR34 N1spec
【MainECU】
 APEX Power-FC
 [D-Jetronic pg改]

 

今から8年ほど前に、あるメーカーから

 

オリジナルのECUが発売になりました

 

いわゆる、フルコンってやつですね

 

(ECU = エンジン コントロール ユニット) 

 

 

 

 

 

ちょうど、アペックスのパワーFCが発売になった頃です

 

その頃、チューニング雑誌にも少し紹介されていた記憶があります

 

当時の花屋の印象は、値段が高いパーツ・・効果は???

 

というものでした

 

実際、パワーFCやVプロのようにメジャーになったわけでもないですし

 

GT-Rに取り付けたという話も聞いたこともありませんでした

 

 

 

 

ところが、5年位前にGT-Rのオーナーズクラブに入った頃

 

そのECUを使っているクルマに出会いました

 

それも数台・・

 

当時の花屋号は、エンジン、タービンノーマル、ブーストアップ(1キロ)

 

吸排気パーツ交換+現車合わせCP、のどこにでもいる仕様でした

 

知り合ったうちの一台は、ほとんど花屋号と同じような仕様でしたが

 

コンピューターは、その幻のECUを使っていました

 

一緒に高速を走ってみてびっくりしました!

 

加速が全然違うんです!

  

『何で速いの???』

 

当時の花屋は全然理解できていませんでした・・

 

圧倒的に違うと言うわけではありません

 

でも、確実に自分のクルマより速いというのがわかります

 

中間加速~高速域まで・・

 

後で聞いたことですが、同じような仕様なのに

 

最高速で20キロ!!ほども開きがありました

 


 

『ECUとセッティングした人が違うだけで、こんなに違うんかな??』

 

 

 

いや、それまでの花屋号もそれなりに速かったんですよ

 

ブーストアップ仕様としては、まあまあの速さだったはずです 

 

でも、幻のECU仕様のクルマはもっと速かったんです

 

そして、それがエアフロレス仕様だったということに気付くのは

 

少し後になってからのことです・・

 

 

 

これも後になってわかるのですが、数が少なかったのは

そのECUを使いこなすのが難しかったから・・

逆に言うと、使いこなせる人がほとんどいなかったから

 

それは、このECUがダメなパーツだったというわけではなく

レベルが高すぎて、普通のチューナーが手を出せない

そのくらい凄いECUだったということです 

 

当時、メーカーの方も誰もが使いこなせるとは考えて

いなかったらしく、パソコンを使ってのオンラインでの

データの書き換えなどのサービスを提案していたようです

 

 

 

 

ちなみに、このECUはグループAのイメージが強いので

 

R32 GT-R用だと思っている方も多いようですが

 

実際には、R33 GT-R用として開発されたようです

 

この資料にも、そのように書いてあります

  

 


 

で、何がそんなに凄いのか!?

 

・・続きます