ネオカル日和

辻村深月 毎日新聞社 2011年11月

ネオカル日和/辻村 深月
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興味のおもむくまま、今日の気分のまま。大好きな藤子・F・不二雄先生のこと、はじめて書いた小説のこと、幼い頃の思い出、趣味のショッピング、料理、映画のこと…。デビューから書きためた33編のエッセイとルポ10編に加え、ショートショートと短編小説4編を特別収録。


「凍りのくじらでドラえもんのことが深く考察されていたが、ドラえもんや藤子・F・不二雄先生のことが、本当に好きなんだなあと感じた。結婚前夜ののび太、本当にいいよ。パーマンのラスト、どんなのだったか、覚えていないが、深い意味があるのだな。

小説や映画の話がたくさん書いてあって、やはり、多くを読んで見ているのだなあと思う。最近見たばかりの映画「トイレット」 の話も出てきて、なにか、うれしくなってきた。

作者の日常や考えが垣間見れて、楽しかった。自分が標準と思っている作者の甲州弁の話がおもしろかった。

辻村深月さんて、こんな方だったんだと、しきりと感心しての読書となった。

お気に入り度★★★