レッドマスカラの秋
永井するみ 理論社 2008年12月
- レッド・マスカラの秋 (ミステリーYA!)/永井 するみ
- ￥1,470
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友だちのミリが出演するファッションショー、東京ガールズフェスティバルへ見に行った三浦凪は、ショーのあと楽屋を訪れるが、ミリの様子がおかしい。男性モデルの安藤一樹の説明によると、ミリが勧めたレッドマスカラで、今日一緒に出演するはずだったイリヤのまぶたが腫れてしまったというのだ。おちこんでいるミリのために、ナギは真相究明に乗り出す・・・・・・・・・・・・・・
カカオ１００％の夏 に続く第2作。クールなナギと彼女を取り巻く人たちのやり取りが面白い。
恋に生き気ままな生活を送る母、正反対の性格の雪絵、ほのかに恋心を抱く「ズィード」のマスター、頼りになるＤＪのジェイク、お嬢様の紀穂子とおなじみさんに加えて、化粧品会社フレアのすみれ社長、モデルの安藤一樹、進藤葉月、瀬菜さん・・・・それぞれが、いい味を出していた。
マスターやジェイクはナギの保護者のように守ってくれている。とてもいい感じだ。
私は軽く化粧するだけなので、マスカラはしないけれど、こんなに簡単にできて、普通の洗顔で落とせるマスカラがあるのなら、使ってみたいな。
ジャケットが赤く染まってしまったのを“Ｒ”にしてしまうあたり、いいセンス。
正気がどうか確かめるとき、９８－５８は？１．５メートルは何センチなんていわれても、私、とっさに出ないかも！
お気に入り度★★★