日本語レベルアップ作戦 −スタート編− |   八女でゆったり 一日一生

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          子どもが好きだから小学校教員になりました
                   未知の世界を見たくて海外に飛び出しました
                    現在はお茶どころ福岡県八女市に住んで世界とつながっています

今年の5月に
スタッフ3名が日本に研修に行きました。

新しい会社は日本に本社があるので、
そこを拠点に
地下鉄や新幹線を利用したり、
日本のお店でサービスを受けたりして、
一ヶ月の研修期間にたくさんの経験をしてきました。



日本が大好きで、
日本に行きたいと常々言っているスタッフたちですから、
研修が決まった時の喜びようはすごかったです。

研修中も、
毎日送られてくるレポートから
初めての経験に驚いたり、
美しい景色に感動したり、
美味しい食べ物に感激したりした
3人の興奮が伝わってきました。



その3人が研修を終え
セブに帰って来てすぐに、
日本で経験したことや
日本で学んだことなどを報告してもらったのですが、
全員が口をそろえて言っていたのは
「私たちはもっと日本語を勉強しなければなりません」
ということでした。

3人は東京で、
自分たちだけで移動をする機会を得たのですが、
駅名や地名が漢字なので
路線図や地図を見てもよくわからなかったとのこと。

通る人に尋ねても、
なかなか言葉が通じない経験をしたようです。

また、研修させていただいた施設では
人名が読めない、
報告が書けない、
ということがあったそうです。

業務報告

それまでの日本語レッスンでは、
現地の日本語教師が、
ひらがな、カタカナ、挨拶、基本文型、
単語、助詞、簡単な会話などを教えていました。

当時の日本語指導に関する文章を読むと、
「かたことの日本語ができ」
「家事をするのに困らないレベルの」
といった表現が出てきます。


けれども、現在、
日本に働きに行くためには
ビザが取得できるだけの日本語を使いこなせなくてはなりません。

それに、どんな所で働く場合も、
移動や他人との交流でそれなりの日本語は必要になるでしょう。

家事をするにしても、
買い物に行って店内の表示を読んだり、
商品の説明を読んだりするのには
ひらがな、カタカナだけでは不十分です。



そこでまずは、
日本語能力検定を調べ、
これに沿ってカリキュラムを組むことにしました。

日本語能力試験は、
日本語を母国語としない方の
日本語能力を測定し認定する試験です。

この試験を受け、
各級に受かるレベルにするには、
何を勉強したらいいかを分析しました。

これには教員時代の経験が活かせました。

教員時代は毎年毎年、
指導計画作りに泣かされていましたが、
ここで使うための経験だったかと思うほどです。

漢字は何年生くらいのレベルが必要か、
文法ではどんなことを教えればいいか、
聴き取りではどんな試験が行われるか……。

まずは私自身が模擬試験を受けてみるところから
『日本語レベルアップ作戦』は始まったのです。

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