家政婦さんたちのお料理指導のために
日本から来て下さいました。
今回、
たくさんのお料理を教わって、
レパートリーが増えたのはとても嬉しいことでした。
でも、何よりも嬉しかったのは、
私たちの課題が解決できたことです。
私たちの課題、
その一つは、全体的に動作が緩慢なこと。
これはセブの方々全体に言えることですが、
スーパーのレジの方や、
デパートの店員さんなどの動きを見ても、
日本人から見るといらいらするくらいのんびりしています。
もう一つは、段取りができないこと。
一つの料理に集中してしまい、
野菜を茹でている間に他のことをする、
料理をトースターに入れている間に洗い物をする、
といった別のことができない傾向にありました。
そのために料理にとても時間がかかっていました。
また、複数人で料理をする時に
ボーッと見ているだけの子が出てきがちでした。
より効率的に作れる方法を探ったり、
日本から便利な調理器具を持ち込んだりしてはみましたが、
私はこれらの課題を
どのようにしたら解決できるかわからずにいました。
今回、タラゴンさんが
お料理教室のやり方で指導をして下さったことにより、
どこまでこちらで指示を出して良いのか、
どのようにしたらてきぱきと動けるか、
分担された仕事をさせつつ、どう全体を把握させるか、
手が空いた時に動かす仕組みをどう作るか、
それがとてもよくわかりました。
これには、
指示を出す私の方でもかなり労力を使いますが、
反面、レストランの厨房のような現場は
とても緊張感があって楽しくさえあります。
家政婦さんたちも、
「忙しいけれど楽しい」
とみんな同じ感想をもっていました。
集中して料理を作る時間を共有することで、
みんなのチームワークもより良くなったと感じています。
美しいお料理を並べ終えた時には
なんともいえない達成感がありました。
私は
これまでにはなかった
新しいレシピの料理指導にも
挑戦していく自信がつきました。
今日はクロストレーニングの日で、
普段はオフィスワークをしている事務スタッフたちが
料理のレッスンに参加してくれます。
きっと、これまでとは違う様子に驚くのではないかと、
今から楽しみにしています。
タラゴンさんに習った美味しいお料理を
みんなで楽しく作って堪能したいと思います。
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