フリーランスにロールモデルは必要なの? | フリーランスでいこう!自分の看板で生きよう

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「前田さんがフリーランスになったとき、ロールモデルがいましたか?」

フリーランスになりたい人から、時々聞かれる質問です。

「育児をしながら、今のままフリーランスで働き続けたい」
私がそう思ったとき、周囲にロールモデルはいませんでした。

事務所を法人化して、育児もしながら働く女性クリエイター経営者はいました。
近くに、実家があり、何かあれば SOSを発信して子どもを見てもらっているフリーランスママならいました。
保育園に子どもを預けて、降園時以降も延長保育を利用して、それでも仕事時間が足りなければベビーシッターに迎えに行ってもらい、仕事を続けるママならいました。

私も仕事が好きなので、うらやましく思ったのも事実です。
けれど、核家族主婦の私にはむずかしいことだったり
会社をつくることに関心がなかったりして
自分のイメージと完全に一致するわけでもありませんでした。

つまり、かっこいいキャリアマザーになりたいわけでも、バリバリの女性経営者になりたいわけでもなかった。

メディアで見かけるようなキャリアマザーは、まるで雲の上の存在のようで、かけはなれていました。
エステにも行き、ブランド物のファッションをまとい、子どもの宿題も合間にちゃんと見る、
一体、身体がいくつあるんだろうと思えるような多忙さです。

絵に描いたようなキャリアマザーにはなれない。
じゃあ、どんな働き方を望んでる?
子どもの世話もしながら、仕事もしながら。
暮らしながら、働きながら。
私はただ、それまでのように、普通の生活者の視点を持ちつつ企業に役立つ知恵を提供したいだけ。

子どもがいる状況も楽しみながら、大変さも時にはいとおしい体験だと感じながら、働き続けたい。そんな思いがありました。

そこで、自分が仕事を続けるうえで【大事にしたい・ゆずれないこと、妥協してもいいこと】を決めました。
今いる場所で、できるかたちで仕事を続けると決めて【できること、できないこと】を改めて確かめました。

そうやって自分ポリシーを決めていくうちに、望む働き方がイメージできるようになったのです。

自分にとって理想の働き方をパッケージングしたような、そんな人がいたら確かに楽。
そのまま活かせたら近道です。

ただ、家庭と仕事の両立については、そんな寸分違わぬロールモデルがいることのほうが、おそらく稀です。

そんなときは、働き方が丸ごとお手本になるようなロールモデルを探すのではなく、自分ポリシーを決めればいいと思いました。

あとは、困ったことや改善したいことがあれば、友人に聞いたり、情報を集めたりしながら、工夫を重ねていけばいいのです。

また、「私とは少し違うけれど、この人のこんなところは上手だな」とか「なるほど、そんな制度が私の地域でもあるかもしれない。探してみよう」とか、断片的にでも取り入れられる知恵が見つかったら、組み入れてみればいいのです。



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■前田めぐる■