「怒り」と「恨み」 | こころのあそび場。 

こころのあそび場。 

日々のあれこれ。

昨日に引き続き、「怒り」のお話。


怒りの抑圧は「自己主張」をできなくし、

「喜び」の感情を失わせるとお話しました。


今日はさらにドロ沼に足を突っ込んでみます。

「うらめしや~~」な世界へウェルカム。


ども、【こころとからだを整える専門家】

心理・身体セラピストの べん です。


東京・巣鴨で、「愛情飢餓」「心身症」をテーマに、心理セラピーとボディワークをやっています。






さてさて、ざっくり言うと、

「怒り」の感情は、エネルギーです。


「怒り」は適切に表現され、体の外に放出されると、

実はシュルシュルと小さくなり、体内にも蓄積されません。


もともと、人が生きていくための健全なエネルギーです。


んが、、、


その怒りのエネルギー、十分に表現されず、溜めこまれると腐敗して負のエネルギーに変わります。


それが、「恨み」の感情です。


抑圧された「怒り」は、「恨み」へと変質し、蓄積されて負のエネルギーとなり、心や体に歪みがもたらされます。


そして、心や体の病気を引き起こします。


「怒り」は生理的な感情なのに対して、

「恨み」は病理的な感情なのです。


ある精神科医の方が、

「怒りは相手の愛を求め、恨みは相手の破壊を求める」と言っていました。


「恨み」の感情は、その人の生活全体を支配して、
すべての人間関係が絶たれ、孤立化が進むのだそうです。


ちょっぴりカミングアウトすると、

かつての自分は、まさに「恨みの塊」人間でした。


毎晩、恨みのエネルギー玉を作って(イメージで)、
恨む相手の家の方角へ投げてみたり、ムンクの叫び


内緒ですが、、、恨んだ相手を地獄に落とすという、ちと恐ろしいブレスレットを購入した経験もあります・・・。


『人を呪わば穴二つ』ということわざにもある通り、

人を呪うと、自分にも返ってくるというのはわかっていたけれど、

当時はそんなことどうでもよく(そもそも自分なんてどうなってもよかったし)、とにかく、自分と同じ苦しみを味わえ!って、ひたすら恨んでいました。


恐ろしや~~。


もっとも愛を求める相手を、もっとも憎むという、孤独でみじめな日々は、ほんと苦しかった。。。


そうそう、心理の勉強を始めた頃、

カズ姐さんが講座でこんなこと言ってました。


「○○を持っている人は、絶対に成功できないよ。」


その○○が「恨み」。「怒り」ではなく、「恨み」なの。


と、、、


そんなわけで、「恨み」にとらわれている人は、信頼しあう人間関係を積み上げることができず、「耐えられない寂しさ」を抱えます。


耐えられないから、自分から人間関係を壊したり、距離を置いたり。


アルコール依存や摂食障害なども、怒りを封印した上での、こうした「寂しさ」や「虚しさ」から生まれます。


何かに溺れることで、一時的にこの苦痛がゆるむから、何度もくりかえし、脳の神経回路ができあがってしまうと、もうやめられなくなってしまう。


こころにぽっかり、痛くて苦しい穴があいているから、

その痛みから自分を守るためにやっている行動だから、


その「快」が、それを上回る「不快」と認識するまで、やめられない。


ちなみに自分は恋愛依存(共依存)と、

飲めないのにアルコールに溺れました。


次回は、


「怒り」が「恨み」にまで進んでしまう土壌について書いてみます、





***********************************


★7/4(土)、7/18(土)、

「愛情飢餓からの回復セミナー」


こちら から♪


(7/4は残席4名さま)


【心理セッション・ボディワーク】


・こころが苦しい時・・「存在回復の心理セラピー


・からだがツライ時・・「整体・リフレ・腸楽セラピー」


・心と体と脳をつなぐ・・「原始反射統合セッション」


【自分のからだを大切にする講座】


・ からだセルフケア講座


 腸楽セラピー講座


6/27(火) 腸セラピーセルフケア講座開催


************************************