おもむろに手を伸ばし1個2個と数個もぎ採り自転車のかごに入れそのまま走り去るご年配の女性は、犬の散歩中の私に気付いているのかいないのか。
そう、泥棒の現場にでくわしたのです。
ま~堂々と盗るものだと感心している私の脳裏に、子供の頃みかんを盗んで食べたことを思い出しました。
何十年たっても悪いことをしてしまったことは忘れない、似たような出来事にふれると思い出します。
そのことを知っているのは自分と神様だけなのに。
丹精こめて作った農作物が盗まれる事件は多かれ少なかれニュースになりますが、家庭菜園の畑からも、やれナスが盗られた、キュウリが盗られたなどの話をよく耳にします。
知人が楽しんでいる家庭菜園畑からも今年スイカが盗まれました。
スイカは収穫適期を向かえないと甘くなりませんし美味しくありません。明日か明後日が収穫適期だなとふんでいた矢先の出来事でした。
トマトやピーマンなど沢山なるものは丁度食べ頃を見つけたら、つい出来心で盗ってしまう人がいるかも知れませんが、一本の株から2~3個しか採れない大型のスイカが盗られるショックは大きく。
これは計画的犯行だと。
いつまでも恨んでも悔やんでも損をするのは自分たちの方なので、美味しく喜んで食べてくれれば、
ま~いいか!と、納得するしかありません。
しかし、このまま指をくわえて見ているだけでは…..なにか良い防止策はないか。
そこで、名付けて「御札作戦」。
神社で「盗賊除け」の御札をいただき、竹の棒に貼り付け畑の入り口に、人の目線の高さに挿しておくのです。
おいおい~そんなの効果あるの?と笑い声も聞こえてきますが、これは効きます。
泥棒の良心に働きかけるのです。
家庭菜園の野菜を盗む人は根っからの悪党ではないのでは、盗んで食べたら「なにか不吉なことが起こりそう」と思えるのは僕だけでしょうか?
金銭や物でななく自然の畑からできる農産物、そして自ら口にする食べ物ということがよりリアルに信仰心をかきたてる気がしませんか。
「盗賊除け」にご利益がある神社やお寺をご存知の方おられませんか。情報をお待ちしております。