今日の新聞に、全国学力テストが実施された
と書かれていました。
何割の学校が参加した。などと話題になっていますね。
人材育成に関わる身としては
数年後の人材の傾向にはとても興味があるので
ついつい目がいってしまいます。
先日、ある大学の教授で本を何冊も
書いてらっしゃる先生の講義を聞きました。
とても、楽しい先生でしたが
その先生がこんな事をおしゃっていました。
『これでも僕の本が国語のテストに
出たりするんですよ。
作者の気持ちを選びなさい。なんてね。
でも、作者の僕も答えが分からないんですよね。
あれは、質問を作った人が想像した僕の気持ちで
本当は僕は、そんな気持ちで書いたんじゃありません』
一同、大爆笑でした。
私は、学生時代、国語が大好きでした。
（漢字以外ですが…）漢字テストがなければ
トップをとれるはずだったのに…笑
その私が、幼心に感じた疑問の答えを
この先生にもらったようで、とても嬉しかったです。
国語大好きの私でも、
『作者の気持ちを答えなさい。』という質問は
大嫌いでした。
正解を選んだり、書いたりするのは
苦もなく行えたのですが『書いた人』に採点してほしいと
いつも思っていました。
その人じゃないんだから、書いた人の気持ちなんて
その人にしか、分からないじゃない。
なんで、○とか×とかつけるの？と考えていたわけです。
今、Ｈ.Ｄ.Ｉの研修で『答えは自分の中にある』と
教えているのは、あの幼い日の自分が、根っこに
いるんだろうなと思っています。
本当の勉強は、答え探しではなく
『宝探し』のようなプロセスがあり
そのプロセスこそとても大切です。
そんな事を子供達に教えてあげてもらいたいなと
思いながら、新聞を眺めた私です。
ペタ変わりに、こちらに
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