知的資産経営報告書・・・
なんじゃそりゃ?
そういう方もいらっしゃると思いますので、繰り返しになりますがまた書かせて頂きます。
と、その前に・・・
そもそも知的資産とは何ぞや?
今日はまずこのお話からさせていただきます。
会社の資本金とか、決算書のデーターとか、従業員数とか、株式数とか、自社ビルなどは目に見えますよね?
数字として表すことができたり、実際に目に見えたりするため、うちの会社はこういう状態なんだな、ということを判断するのにとても便利なものだと思います。
しかし・・・
会社の資産ってこういうものだけでしょうか?
逆の発想をしないといけないと思うんだけど、会社の売上を支えていたり、競合他社の商品でなく御社の商品を購入されている理由だったり、他社と差別化を図っている点がありますよね?
これって、つまり、会社の強みですよね?
この強みは、土地や建物のように目に見えないし、なかなか数値化できないわけです。
でも、実は、この強み(他社と差別化を図っている点)こそが御社を支えているのです。
この知的資産という言葉を難しい言葉で説明すると・・・
企業等における競争力の源泉である、人材、技術、知的財産(特許・ブランド等)、組織力、経営理念、顧客とのネットワークなど、財務諸表に表れてこない目に見えにくい経営資源の総称
となります。
つまり、知的資産とは、会社を支えている人とか、お客様との関係とか、商品サービスを提供するまでのシステムとか、会社が行っている努力とか想いなどといえます。
ところが、会社の社長様をはじめ、社員の方々も、お取引先様も、お客様も、なかなかその会社さんの良いところ、強みって知らないのです。
なぜなら・・・
会社内ではそれが当たり前になっているから。
会社外にはそれが公開されないから。
だからこそ、その宝の見える化が必要になってくるわけです。
見える化???
そうなんです。でも、ノウハウを垂れ流しにするわけではないのです。
商品サービスを生み出している過程のストーリー化が必要なのです。
ちょっと違うかもしれないけれど・・・
商品サービスという宝があります。
この宝ができるまでのストーリーがあります。
こんな経営理念のためにこういう工夫をして、こんな技術を使って商品を作っているんだ!というストーリーです。
商品サービスが提供できているその背景を文章化するわけです。もちろん写真や図なども使って、わかりやすく論理的に価値創造ストーリーを創っていくというわけです。
そして、自社の今後の事業展開を考えていくわけです。
宝を作れる環境、つまり自社の強みを活かして今後どうしていくのか?
今ある課題をどう解決していくのか?
これを考えていく非常に有意義なレポートです。
この仕事は私が専門に行っている仕事の1つです。
知的資産経営報告書の利用方法などはまた次回に・・・
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