どの政党にしろすべての選挙区に候補者を擁立することを目指さない政党は、所詮地域政党 | 早川忠孝の一念発起・日々新たなり 通称「早川学校」

早川忠孝の一念発起・日々新たなり 通称「早川学校」

弁護士・元衆議院議員としてあらゆる社会事象について思いの丈を披歴しております。若い方々の羅針盤の一つにでもなればいいと思っておりましたが、もう一歩踏み出すことにしました。新しい世界を作るために、若い人たちとの競争に参加します。猪突猛進、暴走ゴメン。

私自身にも反省があるが、今の政治家には一本骨が通ったところがない。

5人の国会議員が揃えばそれで立派な政党だとふんぞり返ることが出来、5人の国会議員が揃わないとどんなに大きな組織であっても地域政党でしかない、という仕組みに問題がある。

維新に合流したいとあれだけ熱心にラブコールを送っていた減税の河村たかし名古屋市長が今度は旧国民新党の代表だった亀井静香氏や民主党を離党したばかりの山田正彦氏と新党結成だそうだ。
これまでこの3人が政治家として互いに協力して何か同志的な活動をしてきたとか、何らかの実績を上げたという姿を見たことがない。

反TPP、脱原発、減税などのスローガンを掲げているが、どうもお座なりな感が拭えない。
骨がどこかにあるのだろうが、まあグニャグニャである。
3人の中で一番資金力のある亀井氏が幹事長を引き受け、残りの二人が共同代表に就任するというのは、すべての実権は幹事長の亀井氏が握るということだ。

亀井氏のために新党をでっち上げるようなものだ。
これまで減税から立候補しようと考えてきた若い方々は少々気の毒である。
どんなことがあっても、この新党には先がない。

全国に候補者を擁立することを最初から考えていない急場凌ぎの政党などは、どんなに立派なことを言ってもうたかたのように消える運命である。

若い方々は、これから10年先を見据えてしっかり自分磨きをしてただきたい。
維新がちょっと胡散臭くなったが、今のところ最も可能性があるのが維新であることは間違いないからあまり右往左往しないことである。