鳩山内閣の軋みが聞こえないか | 早川忠孝の一念発起・日々新たなり 通称「早川学校」

早川忠孝の一念発起・日々新たなり 通称「早川学校」

弁護士・元衆議院議員としてあらゆる社会事象について思いの丈を披歴しております。若い方々の羅針盤の一つにでもなればいいと思っておりましたが、もう一歩踏み出すことにしました。新しい世界を作るために、若い人たちとの競争に参加します。猪突猛進、暴走ゴメン。

きっとあちこちで目詰まりを起こしているのだと思う。

官邸が殆ど機能していない。


ようやく今日、鳩山総理を本部長とする口蹄疫対策本部が発足したが、何を今頃、という感じだ。


マスコミが大きく取り上げるようになってようやく重い腰を上げた、という印象である。

とにかく危機管理がなっていない。

国民に安心を与えるのが政府の役割なのに、国民に安心を与えるような仕事をしていない。

宮崎県から様々な情報が国に上がっていたはずなのに、自民党やマスコミから突かれないと手を打たない、まことに怠惰な政府だ。

やはり赤松大臣が外遊日程を優先して日本にいなかったのが、後手を踏んだ理由だろう。


平野官房長官にもどうやら事態の深刻さについての認識が欠如していたようだ。


徳之島のついでに宮崎県に行ったかのように映る。

官房長官の頭の中も徳之島で一杯で、口蹄疫対策については総理の指示待ちだったのかも知れない。

東国原知事との会談も、ただ聞くだけ、だったらしい。


県と農水省とのパイプが目詰まりし、更に、農水省と官邸のパイプもガタがきている。


政治主導の掛け声で官僚が萎縮をして、政務三役の指導力が極めて重くなっているのに、どうも政務三役に力がない。

あちこちで鳩山内閣全体がきしみ始めているのだが、表面だけ糊塗してなんとか凌ごうとしているように見える。

国民にとって不幸なことである。


官邸の感度が余りにも鈍い。