みんなの党に対する期待が少しずつ高まっている。
しかし、まだ爆発するところまでは行っていない。
参議院選挙までの残された3ヶ月余りの間に政界の核分裂を起こす程度の大きな仕掛けをつくれるかどうかが鍵であろう。
新聞もみんなの党の動静をよく報道するようになっている。
いい兆候だと思う。
僅か6人の国会議員で作っているのがみんなの党。
情の渡辺喜美、理の江田憲司の二枚看板だが、江田憲司氏に注文がある。
みんなの党をもう一段大きくするために、「理」にもう一枚「利」を重ねて欲しい。
具体的には、元横浜市長の中田宏氏等との連携を進めることだ。
7月の参議院選挙の候補者選定に当たって江田氏が相当高いハードルを設けているということを聞く。
いいことである。
本当の同志を獲得するためには、人を選ぶことは大事だ。
みんなの党が有象無象の寄せ集めにならないようにするために、江田氏が人を選ぶことはいいことだと思っている。
みんなの党は、既に市民権を獲得した。
中田氏や杉並区長の山田宏氏がこれからどんな動きをしたとしても、みんなの党を凌駕することは出来ない。
となれば、心ある人は、みんなの党に集結するしかない。
そのための、みんなの党ではなかったか。
心ある人は、みんな、集まれ!
みんなの党は、その祈りを籠めたネーミングではなかったのか。
ここで、不必要に排除の論理を振りかざさないことである。
日本にとって役に立ちそうな人材はどんどん受け入れる、という度量を示すことである。
私は中田氏をよく知らないが、日本の政治を改革しようとしてきたチャレンジャーの一人であると認識している。
横浜市長としての行政経験も、国政の場では生きるはずだ。
江田氏が個人的な確執を乗り越え中田氏を受け入れれば、みんなの党に対する国民の漠然とした期待はさらに一層高まるはずだ。
世の中には、あっと思われるような離れ業が必要な時がある。
その時が、段々近づいている。
我執を捨てて、大同団結の大道を歩め。
江田憲司氏への注文である。