1345作目は自分的には面白かった井口昇監督作品を・・・。
『ヌイグルマーZ』
2013年作品。
大槻ケンヂの長編小説を井口昇監督が中川翔子主演で映画化したヒーローアクション。
-あらすじ-
故郷滅亡の危機を察し、銀河系果ての惑星ドムホから飛び立った綿状生命体は
新たな故郷を求めて地球へとやってくる。生命体の最強戦士ドゥーマアは、鮎川冬子が
作っていた娘の誕生日プレゼント用のテディベアの体内に辿り着き、冬子の娘・響子と
出会う。響子から“自分を必要とするエネルギー”を感じ、再び生きる目的を見つけた
ドゥーマアは、ピンクのテディベア“ブースケ”として、響子を守るために生きる事を決意
する。そんな中、ロリータファッションに身を包んだ冬子の妹・夢子が、冬子の家で居候を
始めるが何をやってもドジばかり。ダメダメなダメ子として響子にも嫌われてしまう。
落ち込む夢子を見るに見かねたブースケは夢子を叱咤激励。自分と共に響子を“姫”と
して守れと命じるのだった。一方、もう一人の戦士・黒いテディベア“デパルザ”は、
人間世界を呪う男・タケシと合体し、人間をゾンビ化して操り、人類を滅亡させるという
邪悪な計画を推し進めていた。響子の誕生日。レストランに無数のゾンビが現れ、冬子の
命を奪い、響子に襲いかかってきた。響子を助けるべく奮闘する夢子の前に悪の首領
チャーリーとその一味、片腕ロリータと超能力少年キルビリーが立ちふさがる。命を懸けて
響子を守ろうとする夢子だったが、片腕ロリータの放った銃弾に倒れてしまう。だがその時、
ブースケと夢子が合体、全身ピンクのヌイグルマーに変身する。激しい戦いの後、
チャーリーたちは復讐を誓って去って行く。しかしその数年後、チャーリーの恐るべき計画は
秘密裏に進められ、高校生に成長した響子に魔の手が迫る……。
-感想-
井口監督作品としてはおとなしめでしたがそれでも自分的には結構楽しめましたね。
お話はヒロインの女子高生が敵に捕まり主人公が敵のアジトに駆けつけます。
ヒロインは敵だった超能力者に助けられぬいぐるみ共々救出されます。
主人公はいくつかの敵と戦ったあと捕まりますが解放されたぬいぐるみによって解放されます。
その際にゾンビになったセミナー参加者が阿波踊りをしつつ町中に放たれます。
主人公は諍いあっていたヒロインと仲直りしたあとで単身でゾンビ達に立ち向かいます。
更に敵により街への攻撃を始まり主人公達は苦戦を強いられます。
その時に敵側のぬいぐるみが改心して主人公側のぬいぐるみと共に主人公を助けます。
更にヒロインの妄想力も具現化して主人公のヒーロー姿が進化します。
そして敵を倒しその後は主人公の顔のまま返信できるようになり戦いが続く所でエンドです。
映像作りはいつもの井口節でしたが内容的には下品さは薄く若干おとなしめですね。
井口監督作品のファンは少々物足らないんじゃ無いでしょうかね。
おとなしいとはいえやっぱり一般映画ファンには独特な雰囲気はなじめないでしょうね。
ゾンビは邦画史上最大数の109体出ておりますがそこまで多いという感じはしませんでした。
ゾンビのメイクはよくあるタイプで動きは足を引きずりそこそこ速いタイプですね。
主演は中川翔子さんでテレビで独特な雰囲気がそのままですが作風になじんでいましたね。
バラエティだと周囲の芸能人の中で浮いている印象である意味目立つ印象です。
俳優としても映画等で見るのは初めてですが個性的で魅力的ですね。
だからこう言う変わった映画に出演してどんどん個性を生かして欲しいですね。
もちろんその他のキャラクターも濃いし特撮としてもそこそこ楽しめたと思います。
そんな感じで自分的には面白かったので興味がある人にお勧めしたいですね。