1210作目はいいところもあっただけに残念な部分が目立ったクリーチャー物を・・・。
『寄生体X』
2012年フランス作品。
ヨーロッパ各国の映画祭で話題となったデビッド・ショレワ監督によるSFアクション。
-あらすじ-
フランス・パリ。ハレー彗星が地球に最も接近した11年前に両親が惨殺されて以来、クリスは
心に大きな傷を抱えていた。そして、今年も11年前と同じ日に彗星が地球に接近。市内では
それを記念して様々なイベントが開催されていた。だが、彗星が近づくにつれ、人々が奇妙な
行動を取り始め、やがて凶暴なミュータントと化し人間を襲うという異常事態が発生。クリスは
この惨劇の場から脱出しようとジョンと共にサバイバル・バトルを開始する。次から次へと
生存者を襲撃するミュータントたち。そんな中、遂に彗星が地球に到達し、絶体絶命の危機に
追いつめられたクリスの目前で、想像を絶する事態がパリ全域を覆い始めていた……。
-感想-
日常のシーンの部分が退屈で予算も少なめなのが分かる作品でイマイチでしたね。
お話は混乱の中で寄生された仲間と別れ主人公はヒロインを探しに行きます。
主人公はヒロインを見つけますがヒロインはビデオカメラで主人公の正体を知ります。
どうやら寄生されていたようでカメラの前で無意識にギャングを殺戮していたようです。
駆け寄ってきた主人公をヒロインはとっさに刺した後で助けを求め外に出ます。
そこに助けに来た軍隊に保護されますが検問所で軍隊はクリーチャーに襲われてしまいます。
ヒロインが犠牲になるところでクリーチャー化した主人公に助けられます。
そしてヒロインは手をさしのべてきた主人公の手を取った所でエンドです。
クライマックス近くになってくると面白くなってきただけあって残念でしたね。
クリーチャー物なのでCGとかでお金がかかるのでしょうから仕方が無いんでしょうね。
半分は日常ですしあと半分も寄生された人との肉弾戦なのでクリーチャー物としてはイマイチです。
内容的にも彗星が原因と言うぐらいであとはほとんど描写は無いですね。
時間が75分ですし結末も中途半端なのであと+15~20分ぐらいで何とかして欲しかったです。
説明描写や派手な演出もそれぐらいの時間があれば十分でしょう。
それがあれば面白さが増したと思うのでしょうがその辺は言っても仕方が無いですよね。
それでもそこらに転がっている駄作B級SF映画よりはマシかと思います。
そんな感じでいろいろ残念なところが目立つ作品なので興味がある人だけ見てみてください。