佐野実の味を求め、新横浜・ラーメン博物館へ行くのです。 | シャアに恋して ~デスラー総統のロマン航路~

諸君、ご壮健かな。



さて、先日。

一つの巨星が墜ちた。





佐野実。



弟子を激しく叱責したり。

味を追求する姿は、プロを感じさせた。


しかし、正直私はあまり店に行く気はなかった。

なぜか。


「俺はいらっしゃいませも、ありがとうございましたも言わない。」


私語はするなら帰れ、味わえ。

いい味を俺は出す、のびたらまずくなるだろう。


味に自信があるから、お客様に頭は下げない。

いやなら来なくてもいい。


うーん。

私は腹は立たない。


でもいかなかった。

そんな真剣勝負な店・・・。


怖い。



怖いのと痛いのと疲れるのは嫌な私。

そんなチキンだが。


彼が亡くなった今。

その探求した味を堪能したくなった。


一人の男が出した結論。

興味がある。




 

改札を入場。



ラーメン博物館は改札をくぐる。

そして。





チャルメラおじさんがお出迎え。



なんか、怖い。


さて、今回のターゲット。

支那そばや。




えーと・・・。




あった。



ついにあの味を堪能できる。

一人の男のだした結論。





潜入する。





おー。



中は完全な昭和レトロ。

戦争の傷跡も癒え始め、始まる成長を感じる時代だ。





中は、完全に昭和空間。



そんな中に。

あの店が。





あった。



ミニラーメンがあるので。

塩ラーメンと醤油ラーメンを我々は注文する。


中に入ると。


店員「いらっしゃいませええーー!」


おっと。

意外と元気な店員さん。


さらに。





うこっけいの卵、310円。



高い。


でも私は。

この至高の卵を食べたことがない。


よし、入れてみよう。



で。

待つこと数分。





来た。



塩ラーメン。


どんなのだろう。

気になる。


ズズズ。


卵。


モグモグ。


・・・。



醤油ラーメンが来た。


ズズズ。


うむ。

醤油ラーメン、うまい。


濃いめに慣れてしまった私に。

塩は少し味気なく感じたが。


スープに奥行きが感じられ。

どんなものでだしをとっているのかな、興味がそそられる。


一人の男の味だった。

その事実だけで、私は満足だった。





(つづく)