諸君、ご壮健かな。
さて、ブログの友・さあーちゃんにも勧められたが。
シャア!は、前から楽しみにしていたこのイベント。
「手塚治虫×石ノ森章太郎 漫画のちから」。
シャア!が哀する「サイボーグ009 」を書いた巨匠。
石ノ森章太郎。
みなみさんが尊敬する、全てがライバルの巨匠。
手塚治虫。
この二人がともに。
ここでその生涯と、作品群に触れられるのだ。
島村ジョーと鉄腕アトム。
二人の巨匠の関係性を知る者にとっては。
これらのツーショットは。
ものすごく感慨深い!!!
手塚は当時無名の石ノ森の才能を認め。
自分の原稿にペン入れを依頼する。
石ノ森はあろうことか、背景以外の主役までペン入れをして。
手塚は人物だけ、全て切り抜いて書きなおしたという。
そして手塚が住むトキワ荘に。
石ノ森がやってきた。
※トキワ荘探訪記はこちら
ここには多くの漫画家がいた。
全てが手塚に憧れ。
漫画の未来を語り合っていた。
ある日、手塚が原稿を放り出し消息不明。
石ノ森らは編集者に頼まれ、あわてて代筆する。
しかし手塚は数日後に現れ。
出来上がった原稿を、さっと差し出した。
嗚呼、なんて人間臭いのだろう。
いまの高解像度なCGもいいが。
手描きの温もりの向こうに、人の心が見える。
石ノ森にとって手塚は尊敬の対象。
しかし手塚にとって石ノ森はライバル。
そのすれ違いで。
この二人は、ぶつかったこともある。
嗚呼、なんと熱いのだろう。
もう一度行ってみようかな。
- (参考文献:まんが道)
(過去記事の目次 )
人気ブログランキング
← つづく