(近況報告)漫画家「こうの史代原画展」を見てきました ~荒廃の中の豊かさ~ | シャアに恋して ~デスラー総統のロマン航路~

諸君、ご壮健かな。



シャア!は先日。



こうの史代原画展を見てきた。



特にそれほど興味のない漫画家ではあったが。

ふと、立ち寄ってみた。


映画化された代表作。

「夕凪の街桜の国」


「この世界の片隅に」



この二つの作品。

戦争をあつかった物語だ。


戦争ものというと。

悲惨さや悲壮感に満ちている物語が多いが。


この作品は奇妙に「ほんわか」している。


考えてみると。

人は戦時中でも、戦争のことばかり考えているわけではなく。


喜んだら笑い。

怒ったら叫び。

悲しければ泣き。

楽しい時はまた笑う。


そんな生活があったはず。


作品の中で、原爆の被害に遭っても笑顔だったり。

きっと前線の兵士だって、肩を組んで歌っていただろう。


そう思わせてくれる




シャアに恋して ~デスラー総統のロマン航路~
こんな柔らかい笑顔。



この笑顔を見ると。


私たちの先祖たちの心が。

苦悩だけではなかったこと。


そんな当たり前の事実を思い出させてくれ。

何か救われてくれる気がするのだ。



70年前だって。

風景は白黒テレビじゃない。


今と変わらない。

鮮やかな青い空が広がっていたはず。


そんなことを思った。








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